2017.02.07 08:36

散歩中の子犬、お手柄 高知県馬路村に自生トリュフ

前田奉基さん(右)と伊藤美佳さんに抱かれるトリュフを掘り出した「きなこ」(写真はいずれも馬路村馬路)
前田奉基さん(右)と伊藤美佳さんに抱かれるトリュフを掘り出した「きなこ」(写真はいずれも馬路村馬路)
匂いかぎ分け掘り起こす
 高知県安芸郡馬路村でこのほど、トリュフの一種が見つかった。探し当てたのは村内のパン販売店で飼われている生後2カ月の雌犬の「きなこ」。散歩中にかぎ分け、地中から掘り出した。専門家によると国内で自生している報告例はあるが高知県内ではまだないという。トリュフは高級食材として知られ、馬路村のパン屋の看板犬が思わぬ“お宝”を掘り当てた。

掘り出されたトリュフ
掘り出されたトリュフ
 きなこを飼っているのは馬路村唯一のパン販売店「うまじのパン屋」を切り盛りする前田奉基さん(44)と伊藤美佳さん(46)。生まれたばかりの雌の子犬を高知県外の動物保護団体からもらい受け、毛並みが茶色いことからきなこと名付け、2月1日から飼い始めた。

 トリュフを発見したのは2月3日昼ごろ。前田さんが散歩に連れて行くと、林の中で落ち葉の下を掘り始め、黒っぽい団子状の物体を掘り当てた。

 前田さんは「何かのふんかな?」と思いつつ、割ってみると独特の強い匂いがし、「トリュフかもしれない」と直感。きなこは周辺から計5個のトリュフ計200グラムを掘り出した。直径約8センチ約115グラムの大ぶりのものもあった。

 写真で確認した「日本きのこセンター菌蕈(きんじん)研究所」(鳥取市)の牛島秀爾(しゅうじ)主任研究員は「トリュフの一種で、イボセイヨウショウロの仲間とみられ、食用でも使えそう。欧米ではよく豚が見つけることが多いが、最近は犬をしつけて探すこともある」とする。

 高知県内のきのこに詳しい高知県中央西林業事務所の荒尾正剛さん(51)も「国内では愛媛県などの報告例があるが、高知県内はまだない。新種の可能性もある」と話している。

カテゴリー: 社会主要安芸

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