2017.01.19 08:17

高知県四万十市の女性が作る焼き肉たれ「ばかたれ」人気

「ばかたれ」を製造する池本自歩さん(四万十市中村小姓町)
「ばかたれ」を製造する池本自歩さん(四万十市中村小姓町)
月産500本、販路拡大中
 ニンニクと甘いしょうゆが絡まる秘伝のたれ―。高知県四万十市実崎の会社員、池本自歩(しほ)さん(32)が作る焼き肉のたれ「ばかたれ」が、口コミなどで評判を呼んでいる。四万十市内の直売所や高知市のひろめ市場などで販売し、人気は拡大。2月からサニーマート四万十店(四万十市古津賀)でも取り扱われることが決まった。

 池本さん(旧姓・山崎)の実家は、四万十市で100年を超える老舗「やまさき料理店」を営む。池本さんは幡多農業高校で畜産を学ぶなど、「小さい頃から食べることに関心があった」と話す。

 秘伝のたれと出合ったのは結婚前、夫の和幸さん(33)=塗装業=と山崎家でバーベキューをした時だった。和幸さんの母、京(みやこ)さん(65)が若い頃から手作りし、近所などに配っていたたれを和幸さんが持って来た。

 口にした瞬間、全員が「うまい」と声を上げた。「料理人の父や兄が絶賛した。ニンニクが効いてパンチのある味。市販のものとは違うおいしさがあった」と池本さんは振り返る。

 池本さんは21歳で結婚し、京さんから作り方を教わった。四万十市の甘めのしょうゆをベースに、ニンニクやみそなどを加える。納得のいく味になるまで約4年かかった。

 完成品を友人らに配ると反響があり、商品化する流れになったという。商品名は、義父の繁さん(64)がふと思いついたという「ばかたれ」に決まった。

 今では、月に360ミリリットル入りで約500本を生産するほどの人気となった。やまさき料理店(四万十市中村小姓町)や彩市場(四万十市竹島)、四国デュロックファーム加工直売所(高岡郡四万十町東大奈路)などで販売しており1本650円。高知市のひろめ市場では780円で買うことができる。

 また、池本さんは「ばかたれ」のFacebook(フェイスブック)を開設。もつ鍋や野菜炒め、カレーなど、たれを使った調理方法を紹介している。「焼き肉だけでなく、いろいろな食材に使ってほしい。簡単に調理できるので、忙しいお母さんの強い味方になると思います。食卓を笑顔にする商品になれば」と話している。

カテゴリー: 社会政治・経済幡多


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