2017.01.13 08:28

高知県須崎市しんじょう君の経済効果を日銀が試算 売るキャラへ

全国区の人気となった「しんじょう君」。経済波及効果でも貢献できそう?
全国区の人気となった「しんじょう君」。経済波及効果でも貢献できそう?
 全国のご当地キャラクターや企業マスコットの頂点を決める「ゆるキャラグランプリ2016」で優勝した高知県須崎市の「しんじょう君」の潜在的な経済効果を、日銀高知支店が試算した。熊本県の「くまモン」と同程度に関連商品が売れたり、観光客が増えたりした場合には486億円の波及効果を見込めるという。ゆるキャラから「売るキャラ」に脱皮できる?

 日銀の調査によると、ゆるキャラグランプリで1位になった歴代キャラのうち経済効果が算出されているのは4体で、最も成功しているのは「くまモン」の約622億円。逆に、最も低いのは群馬県の「ぐんまちゃん」で、約16億円だった。

 日銀高知支店の推計によると、「くまモン」レベルで関連商品が売れた場合、高知県への波及効果は458億円、同じ程度の観光客増(9万4千人)があった場合は28億円それぞれプラス。一方、関連商品の販売などが「ぐんまちゃん」レベルにとどまった場合、高知県への波及は約16億円にとどまるという。

 2016年度の熊本県のくまモン関連予算は約2億円。これに対し、須崎市のしんじょう君関連予算は約700万円で、差は大きい。

 日銀高知支店の大谷聡支店長はこうした点を踏まえ、「くまモンと比べるのは酷かもしれないが、しんじょう君効果を最大化するには今年1年の取り組みが最も重要。須崎市のご当地キャラの位置付けから高知県を代表するキャラクターへの脱皮を」と話している。

 日銀高知支店によると、須崎市の2015年度のふるさと納税額が前年度比約300倍の5億9700万円に激増する現象はあるものの、しんじょう君に特化した数字はないという。

カテゴリー: 主要政治・経済高知中央


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