2017.01.13 08:45

都市部のこいのぼりを高知県馬路村の大空で 代行サービス開始

フラフと一緒に馬路村内の青空に泳ぐこいのぼり(高知県安芸郡馬路村馬路=馬路村提供)
フラフと一緒に馬路村内の青空に泳ぐこいのぼり(高知県安芸郡馬路村馬路=馬路村提供)
 都市部の子どもたちのこいのぼりを高知県安芸郡馬路村内で悠々と泳がせようと、馬路村が、こいのぼり揚げを代行するユニークな有料サービスを始めた。その名も「馬路村・鯉(こい)のぼり揚げ隊」。こいのぼりの募集をこのほど開始し、4月中旬から5月中旬まで魚梁瀬丸山公園で泳がす計画。少子化に悩む村と設置場所のない都市部の住民の交流も視野に入れた取り組みだ。

 馬路村では7歳までの男児がいる家でこいのぼりを揚げるのが習わしで、約30年前には対象の子どもが70人ほどいたが、現在は約40人に減るなど、少子化が進んでいる。

 サービスは、高知市の住民から「こいのぼりを立てたいが街中には場所がない」という声が上治堂司村長へ寄せられたのがきっかけ。多くのこいのぼりが馬路村内で泳ぐ風景を取り戻すとともに、交流人口の拡大を図ろうと企画した。

 魚梁瀬丸山公園に馬路村産スギの12メートルのさおと、子どもの名前を入れた柱を設置。応募者が送ってきたこいのぼりやフラフを4月17日から5月14日まで、馬路村観光協会魚梁瀬支部のメンバーらが毎日揚げ降ろしする。

 さお代や作業代などを含む料金(税別)は、さお1本コースで初年度10万円、2年目以降は2万円。さお2本コースは初年度17万円、2年目以降は3万円。7歳になるまで毎年代行するが、初年度だけの申し込みも可能。こいのぼりが泳ぐ姿を収めたフォトアルバムを利用者に送る。

 上治村長は「都市部と山村の住民が日本の風土を守るために互いに応援し合い、息の長い交流ができれば。馬路村の大空で悠々と泳がせてもらいたい」と呼び掛けている。締め切りは2月28日。申し込みは、馬路村ふるさとセンター(0887・44・2333)へ。

カテゴリー: 主要文化・芸能社会安芸

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