2017.01.12 08:20

高知県版学力テストで問われる問題解決力 論理的な説明必要

 1月12日の高知新聞朝刊では、11日に行われた高知県学力定着状況調査(高知県版学力テスト)の問題(抜粋)と回答例を掲載している。ご購読のお申し込みはこちら。

小学校4、5年生と中学1、2年生で実施された高知県版学力テスト(11日午前、高知市横浜新町1丁目の横浜中学校)
小学校4、5年生と中学1、2年生で実施された高知県版学力テスト(11日午前、高知市横浜新町1丁目の横浜中学校)
 高知県内全ての公立小中学校で1月11日に行われた高知県学力定着状況調査(高知県版学力テスト)は、知識を使い自分の考えを論理的に説明する形式の問題が多く出された。全国学テの出題傾向も近年は「問題解決力」を問うことに重点が置かれている。今回の設問を基に、今の子どもに求められている力を考えてみた。

 例えば中学2年生の国語には、こんな問題があった。

 「保健委員の川田さんは、睡眠について書かれた三つの資料を基に、睡眠の質を高めるための標語を二つ作った。そのうちの一つを保健便りに掲載しようとしている」。どちらの標語がいいか、資料の内容を基にそれを選んだ理由を述べさせる内容。

 この問題に決まった正答はなく、必要なのは解答が資料に基づいて論理だっていること。例えば睡眠と食事を関連付けた「ア」の標語を選んだ場合、食事と寝る前の行動が睡眠の質を向上させることを書いていれば正解となる。

 高知県教育委員会によると、過去の学テでは同様の問題で、自らの体験だけをベースに答えているケースもあるという。そうした解答は説得力がある内容だとしても、「資料を取り上げる」という条件を満たしていないため不正解になる。

 高知県教育委員会はこの問題で測りたい力として、資料を正確に読み取り、その情報を基に自分の考えを論理的に表現する力を挙げる。「多くの情報が入ってくる時代。課題解決のために必要な文章やデータを正確に探し出し、アウトプットする力が社会で求められている」としている。


カテゴリー: 教育

ページトップへ