2017.01.12 08:20

高知県でシラスウナギ密漁を取締り 「白いダイヤ」闇ルートへ

約40メートル続く網をボートで回収する高知県職員(2016年12月28日午前4時半ごろ、高知市春野町甲殿)
約40メートル続く網をボートで回収する高知県職員(2016年12月28日午前4時半ごろ、高知市春野町甲殿)
 高知県内でシラスウナギ(ニホンウナギの稚魚)の密漁が後を絶たない。密漁は、環境省が「絶滅危惧種」に指定するニホンウナギの資源保護に大きな影響を与えるほか、暴力団の資金源になっているとされる。高知新聞記者はこのほど、高知県漁業管理課による取り締まりに同行取材。密漁現場を追った。

「監視役」逃走
 年の瀬も押し迫った2016年12月28日の未明。高知市春野町の甲殿川は闇に包まれていた。気温5・8度。水温の方が高いため、川面にはもうもうと湯気が立っていた。

 この日はシラスウナギがよく捕れるとされる新月の前夜。高知県漁業管理課は密漁者がいるとみていた。

 「行くぞ!」。午前3時45分。車5台に分乗して現場に到着した職員16人は、懐中電灯を手に一斉に車から飛び降りた。

押収したシラスウナギは1キロを超え、実に50万円相当だという(高知市桟橋通6丁目)
押収したシラスウナギは1キロを超え、実に50万円相当だという(高知市桟橋通6丁目)
 密漁の摘発は現行犯が基本。スピードが勝負を決める。密漁者が逃走したり証拠物のシラスウナギを水中に捨てたりすると立件が難しくなるためだ。

 川の中、橋、川岸の草むら…。あちこちで職員たちの懐中電灯の光が揺れる。「網を発見!」「人はおらんか?」―。白い息を吐きながら職員たちが無線で逐一状況を共有していった。...


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カテゴリー: 社会

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