2017.01.05 14:30

「小寒」でも“アツい” 高知市卸売市場で初競り

指の合図で買値を示す仲買人。半世紀を刻む初競りが始まった(5日午前5時半ごろ、高知市卸売市場)
指の合図で買値を示す仲買人。半世紀を刻む初競りが始まった(5日午前5時半ごろ、高知市卸売市場)
 50年を刻む競り始め―。年始恒例の初市が1月5日早朝、高知市弘化台の高知市卸売市場で開かれた。高知市九反田にあった市場が手狭になり、今の場所に移転、新築されたのが1967年11月。夜明けの市に集う人々の声と心意気は変わらず、マグロなどを求める人たちの熱気で温まった。

 この日は寒の入り「小寒」。きゅんと冷えた早朝5時すぎ、辺りはまだ暗い。仲買人はマグロの身の色や張り、脂の乗りを、のぞき込んだり手で触れたりしながらじっくりと品定め。市場に響く鐘の合図で、2017年最初の競りが始まった。

 2016年は海水温の上昇などでマグロが不漁だったといい、2016年の競り初めより約3・5トン少ない1・45トンのキハダマグロとメバチマグロが並んだ。

 「カランカランカラン」「はい1600円、700円、800円~」と2017年も“アツい”。競り人の声に仲買人は突き出した指で買値を示し、ものの5分で競り落とされていった。

 仲買歴40年以上の女性(68)は、お目当てのマグロが見つかったよう。「今年は量が少ないき難しいね。どうなるろうか…。挑戦はしてみるけど。この魚が絶対えいと思って競るけんど、切ってみるまで分からんき、面白いがで。わくわくするね」

 最高値は沖縄近海で取れた51・6キロのメバチマグロで、1キロ3300円だった。

カテゴリー: 社会政治・経済高知中央

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