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2021.06.26 08:50

星空満喫!新装天狗荘「星ふるヴィレッジ」7/7から営業 高知・津野町

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四国カルストにたたずむ「星ふるヴィレッジTENGU」(写真はいずれも津野町芳生野乙)


 星に包まれに来ませんか―。高岡郡津野町芳生野乙の四国カルストに「星ふるヴィレッジTENGU」が完成した。長年親しまれた宿泊施設「高原ふれあいの家 天狗荘」をリニューアルし、新たに天文台やプラネタリウムも併設。営業は来月7日からで、満天の星を思う存分楽しめるようグレードアップした施設が人気を集めそうだ。専門家も「星空観察に絶好のロケーション」と太鼓判。町の観光振興の目玉として期待されている。

「高原ふれあいの家 天狗荘」をリニューアルした「星ふるヴィレッジTENGU」


 天狗荘は1969年に国民宿舎としてオープン。標高1355メートルにあり、視界を遮る山や人工的な光がなく、星空を求めて海外からも観光客が訪れている。町が星空の美しさを前面に通年で集客できる拠点にしようと、昨年から改修を進めていた。

 「星ふる―」は、客室棟とプラネタリム棟などを増築し、延べ床面積は計4516平方メートルで一部4階建て。客室は4室増え30室で、宿泊定員95人。リニューアルの総事業費は約13億円。

天体観測のロケーションとしては最高と言われる天狗高原。直径45センチの反射望遠鏡の活躍が期待される


 プラネタリウムと天文台は創業者が高知県出身の五藤光学研究所(東京都府中市)が整備。プラネタリウムは直径11・2メートル、高さ7・6メートルのドームに2カ所から投影するデジタル式で、1日4回の有料上映を予定している。天文台は45センチの反射望遠鏡を備え、宿泊客や子ども向けの観測会などで活用する予定。

星空客室の2階はソファで星と対話できそう


 宿泊施設には、天井の一部がガラス張りで星空や雄大な景色を楽しめる2階建ての「星空客室」を4室設けた。従来通り、レストランや売店のみの利用も可能だ。

 25日に落成式典が開かれ、浜田省司知事ら約50人が出席。池田三男町長が「宇宙との触れ合い、親しみを感じられる施設。全国から足を運んでもらいたい」とあいさつした。

 宿泊予約は電話(0889・62・3188)とホームページで受け付けている。(富尾和方)

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