2019.04.19 21:33
高知市の居酒屋「からあげグランプリ」金賞に 噂のからあげ食べてみた
金賞を受賞したのは、いずれも高知市はりまや町1丁目の、からあげ専門店「ハイカラ」と「居酒屋中洲 ANYWAY三丁目の夕日」。オーナーの佐々木健二さんが2店とも手がけています。
実は昨年も同大会に参加していた佐々木さんですが、あと一歩で入賞ならず。「次こそは」という強い思いでリベンジを決意。昨年の入賞者らに声をかけて情報収集し、投票数を集めるためのキャンペーンの実施や、スタッフ全員で取り組んだ商品開発の結果、見事金賞に輝いたとのこと。
お店の皆さんの熱い思いがつまったからあげを、さっそく作っていただくことに!
まずは、「中日本 味バラエティ部門」金賞のウツボの頭揚げ。高知沖でよく獲れるウツボは、体長1~1.5mほどのウナギの仲間。全国的には珍しい食文化ですが、高知ではウツボのからあげは人気メニューです。
ただ、頭部を使うのは高知でも珍しく、一般的には市場に出回らないそうですが、ビジュアルと味に惚れこんだ佐々木さんが業者との交渉を重ね、なんとか仕入れ先を確保。試行錯誤の末に完成したウツボの頭揚げが、こちら!
大きさ10cm以上の頭を丸揚げした見た目がとにかくインパクト大。下処理として20分以上蒸してから、高温の油で5~6分揚げるとのこと。丁寧な仕込みのおかげで、サクサクの衣と、白身のふわふわ食感が絶妙な一品となっています。
下味がついているので、そのまま食べるのはもちろん、ゆずぽん酢をつけてさっぱりと、またお店秘伝の「魔法のスパイス」をつけるとさらに味に深みが。頭蓋骨以外は軟骨も含めすべて食べられるので、ボリューム感も大満足です。
続いて「素材バラエティ部門」金賞の四万十土佐一生姜(とさいちしょうが)のミノ唐あげが登場。蓑のような生姜の千切りでからあげを包んだ、見た目も美しいメニューです。
「県産の食材で金賞をとりたい」という思いで商品開発を進めるなか、生姜をミノ揚げに使うメニューを考案。四万十町で農家を営む同級生が作る生姜を使い、高知らしいからあげが誕生しました。
生姜の香り高さが加わっており、女性でもペロリと食べられる軽い食感が魅力。季節によって変わる柑橘(かんきつ)類をしぼっても、また違った味わいを楽しめます。
からあげそのものも美味しいのですが、サクっと揚がった生姜だけでも絶品。藻塩をつけて、スナック感覚でついついパクパク…。お酒も進んでしまいます。
前年の悔しさをバネに、並々ならぬ情熱を込めて作り上げた極上のからあげ、ぜひお試しあれ。
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■店舗情報
店舗名:ハイカラ 高知
住所:高知県高知市はりまや町1-8-1
営業時間:月~土、祝日、祝前日: 11:00~22:00
(料理L.O. 21:00 ドリンクL.O. 21:00)
定休日:日
店舗名:居酒屋 中洲 ANYWAY~三丁目の夕日~
住所:高知県高知市はりまや町1-8-1
営業時間:月~木、祝日、祝前日: 17:00~23:00
(料理L.O. 22:00 ドリンクL.O. 22:00)
金、土: 18:00~翌0:00
(料理L.O. 23:00 ドリンクL.O. 23:00)
定休日:日