2016.06.04 08:30

39キロのアカメ 高知市の浦戸湾で“世界新記録”

重量で“世界記録”とみられるアカメ。両手と膝で魚体を支え上げて写真に収めた(6月3日午前9時20分ごろ、高知市の浦戸湾)
重量で“世界記録”とみられるアカメ。両手と膝で魚体を支え上げて写真に収めた(6月3日午前9時20分ごろ、高知市の浦戸湾)
 また出た“世界記録”―。重さ39キロ、全長131センチの巨大アカメが6月3日未明、高知市の浦戸湾で釣り上げられた。2015年10月に高知県四万十市の四万十川で釣られ、高知県内のアカメ研究家らが「過去最大」としていた38キロ、138センチの個体を重量で1キロ上回った。アカメは日本固有種のため世界記録とも言える。

 体の厚み約30センチ、うろこの直径は4センチ。尾びれの付け根が人間の太ももほどもあり、古代魚のような風格のある1匹を釣ったのは、徳島市論田町の調理師、北台将義さん(32)。「小さいころからアカメに憧れていた」と、5月30日から高知市に入り、長期戦覚悟で狙っていた。

 6月3日午前1時ごろ、岸から30メートルほどの水中にルアーを沈めている最中に「ちょっとした違和感」を感じた。合わせると、相手は猛スピードで沖へ。糸を巻いては走られる応酬を繰り返した約30分後、10メートルほど先に浮いてきた姿を見て確信した。「アカメだ」 

 「もうパニックで、手足が、がくがく震えた。釣った後も、無意味に2時間ぐらい岸辺を歩きました」

 居合わせた高知市種崎の漁具製造業、植村壮一郎さん(32)が大型の網で取り込みをサポート。専用の器具で朝まで水中で生かし、地元の釣り人の協力で計量し、リリースした。

 北台さんは「たくさんの釣り人からポイントやルアーのアドバイスをもらった。高知の人に、つないでもらってたどり着けた魚。ほんまに感謝です」と相好を崩した。

 釣り方や計測方法にルールを設けているジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)の記録は2015年8月に浦戸湾で釣られた33・9キロ。今回のアカメが認められれば記録更新となる。

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