2016.05.30 10:02

第3回 高校生フォトコンテスト 結果発表

最優秀
「空へ」
高知工業高校2年・応募時
近藤 哲功



 審査評 
観察眼を養おう

 今回は卒業時期に合わせるため、3月中旬だった締め切りを延長しました。その結果卒業生からも数点、友人たちや去りゆく学びやへの思いが込められた作品が集まりました。10校の36人から、64点(メール19点、プリント45点)でした。

 さて、今回の最優秀賞は近藤哲功さんの「空へ」です。雲一つない青空へ向かってジャンプする若者たち。三者三様の後ろ姿に、それぞれの新しい巣立ちが表現されているようです。背景を画像処理し、テーマを浮き立たせた技術も的確。作者のイメージ通りに仕上げられたのではないでしょうか。

 優秀賞は2点。一つは末政真依さんの「いただきまーす」。大胆な人物の切り方です。型にはまらない見方が実に面白い。写真を見ると、人物の視線につられて画面の下に意識がいきます。そして「一体どんな料理を食べるんだろう」と、楽しい想像が膨らみます。もう1点は、この春卒業された山本望夏さんの「時計台下の想い出」。学園生活を慈しむように撮りました。心の内側を表現するような青い色調の3枚の写真は、記憶の中を漂っているようにも感じられます。

 佳作は3点。1点目は今井桃子さんの「なんとなく気だるい昼休み君のシャッター音が聞こえた」。自由詩のような長いタイトルが秀逸。つぶやきが聞こえてくるようなモノクロ画面に見入ってしまいます。2点目は飯塚南々香さんの「ひだまりの中で」。ローアングルで撮影し、うつむいた友人の表情もよく見えています。撮影時の配慮ができており、タイミングもグッドです。3点目は前原里沙さんの「なかよし」。こちらも女子2人の写真ですが、友人と自分の足だけを撮った“セルフポートレート”。靴底のハートもかわいいアクセントになっています。

 1枚の写真を撮るにも、一つの角度だけではなく、工夫を凝らしてさまざまな撮り方をしてみましょう。いつもカメラを携えて、日常を記録しながら観察眼を養えば、いつもとは違う世界が見えてくるでしょう。

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 第4回の作品を募集します。9月30日必着で、入賞者は高知新聞紙上などで発表。詳細は高知新聞ウェブサイトに掲載しています。問い合わせは、写真部(088・825・4056、photo@kochinews.co.jp)へ。


優秀
「いただきまーす」
山田高校1年・応募時
末政 真依

「時計台下の想い出」
追手前高校3年・応募時
山本 望夏



佳作
「なんとなく気だるい昼休み君のシャッター音が聞こえた」
土佐塾高校3年・応募時
今井 桃子

「ひだまりの中で」
明徳義塾高校3年・応募時
飯塚 南々香

「なかよし」
太平洋学園高校3年・応募時
前原 里沙



あと一歩
「今日も仲良し」
土佐高校1年・応募時
谷川 貴乙

「高知城なう」
丸の内高校3年・応募時
石黒 万貴

「かけがえのないもの」
高知西高校1年・応募時
岡崎 恵美里

「私を撮って!!」
岡豊高校2年・応募時
郡 悠果



カテゴリー: 高校生フォトコン教育


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