2018.01.23 08:00

声ひろば 2018年1月23日、火曜日

1.金沢翔子書展
【西川須美佳、56歳、専業主婦、高知市】
 ダウン症の天才書道家として世界的に有名な金沢翔子さんと母、泰子さんが1月7日、県立美術館を来訪してくださった。
 「揮毫(きごう)観覧会」の会場では、150人余りがかたずをのみ見守る中、まず深い祈りをささげた。すると、まるで魂が宿ったかのような大筆で真っ白な紙の上にダイナミックに書き上げた作品は「共に生きる」。
 翔子さんが生まれてから泰子さんが願い続けてきたことは、娘を書道家にすることではなく、自立させることだったと母は言い切った。「親は子を置いて先に逝かないといけませんから」と言った言葉が胸に突き刺さる。
 5歳から始め、今では天才書道家と呼ばれる彼女。普通学級に通えなくなった10歳の時に初めて挑んだ作品は、右上がりの字を書くことができず、イメージを体で覚えるため親子で何度も何度も坂道を上り完成させた。作品は「涙の般若心経」と呼ばれている。
 国連の特別スピーチの中の宣言通りに、2年前から1人暮らしをスタート。一番戸惑った泰子さんだったが、幾多の困難を乗り越え商店街の人々に溶け込み、支え合いながら1人暮らしを満喫する翔子さんを見るたび、人間の持つ無限の可能性に驚き「ブレーキをかけてきたのは親や周りの大人だったかもしれない」と話されていた。
 私も今年はさらに夢に一歩近づけるよう、努力を重ねてみようと強く思った。

2.1日10回感動する
【加納和賀子、80歳、主婦、室戸市】
 平成30年という節目に、1月生まれの私は80歳になりましたので感慨深さを覚えます。
 老いては子に従えということわざがありますけれど、娘たちに心配をかけないように、自立生活を日々の祈りとしていた折でした。昨年11月5日付本紙「きょうの言葉」の「1日10回感動すること」に目がとまり、心にひびきました。朝起きてさっさっと階段の上り下りができる事で、その日の感動の始まりだと思うようになりました。
 自転車で出かけていると、道端にスイセンの花が風に揺られながらも背筋を伸ばしたようにりんと咲いていて、「え」と感動します。
 スーパーマーケットへ行くと、新鮮な野菜が盛りだくさんに並んでいて、ふっと農家の方のご苦労など感じ入ります。何事も意識をして見たり行動すると、元気も出て充実感もわいてきます。
 毎日感動する生活は、まずは努力からだとも気付かされています。そしてどんな小さなことや出会いも、感謝の気持ちを忘れないよう、心まで老いないようにと、新たな心で願う日々となっています。

3.今年も大好きな高知へ
【佐藤智恵美、46歳、助産師、広島市】
 広島から高知まで車で約4時間。高知は、行くたびにすぐ「また行きたい」と思える所だ。高知が好きで、昨年は5回訪れた。
 縁あって娘が高知の大学に進学した。昨年卒業し、高知での就職が決まったときは、心の底からうれしかった。「高知に行くきっかけが増えた」と。改めて考えてみる。私は高知の何がこんなに好きなのか? 食べ物?自然?雰囲気? 思えば、これら全部だ。
 カツオは広島で売られているものとは、色からして違う。食べるとおいしすぎて、胸がいっぱいになる。馬路村では、自然の雄大さに心癒やされた。仁淀川ではカヌー体験やマラソン大会に出場し、楽しんだ。
 よさこいは3度見たが演舞は圧巻で、その笑顔に毎回感動して泣きそうになった。昨年の秋、温泉に入った。紅葉が浮いたお湯につかっていると、静かに聞こえる土佐弁。耳にとても心地よかった。
 聞こえた言葉を心の中で何度もつぶやいた。空を見上げると満天の星。生まれて初めて、流れ星を見た。「やっぱり高知が大好きだ」と思った。今年は何回、高知に行けるだろうか。考えるだけでワクワクする。高知県の皆さん、また今年もおじゃまします!

4.沈没戦艦発見で考える
【田中宏昭、60歳、団体職員、高知市】
 本紙4日付に「無言の戦艦 激戦今に」と題し、比南部沖海底に旧日本海軍戦艦「扶桑」「山城」と駆逐艦3隻が撃沈後73年ぶりに発見とあった。
 発見者は日本政府や日本人ではなく米資産家のポール・アレン氏である。氏は近年、同じく米軍と交戦後撃沈された旧海軍の象徴、戦艦「武蔵」を初めて発見している。
 旧海軍が水上兵力をほぼ喪失し壊滅したレイテ沖海戦の中でも激烈だったスリガオ海峡沖海戦の海域では、いまだに多数の未発見艦艇と共に戦死した多数の兵士の遺骨も眠っているだろう。
 記事中「大和ミュージアム」の戸高館長が言われた「本当は日本政府こそが調査し海で果てた犠牲者を弔うべきだ」に同感する。
 翻って現総理は今も変わらず頻繁に海外へ出向き、訪問先では非常に多額の援助を常としている。国家によって始められた戦争は、国家の責任で完全に閉じ、その歴史を後世に伝える責務があるだろう。
 私の願いは近い将来、全面返還された沖縄の米軍基地跡に国が事業主体となって戦争平和祈念館を建設。撃沈艦艇も含め、戦争資料を展示し平和を発信することだ。
 それが国家の国内外に向けて責務ある事業の一つだと思うし、今も海底に眠る英霊のみ霊を鎮めることなのではないかと思う。


《小学生特集》

1.今年の漢字は「英」
【岡田彩、いの町伊野小4年】
 昨年の私の一年を漢字一字で表すと「新」になりました。9月から新しい校舎になり、教室や集会をする場所、給食や掃除場所、ろう下のひだまり空間など、今までと大きくかんきょうが変わったからです。
 また、勉強も新たな気持ちでがんばろうと思うようになったし、友だちと協力しながら学校生活を送ろうと決めたからでした。
 平成30年、新しい年になりました。私は今年一年がんばりたいことを、漢字一字にしてみました。その漢字は「英」です。4月から5年生になるので、外国語科が始まります。週2時間あるそうです。
 私は今、英語に興味があります。だから、いろんな言葉をたくさん覚えたいです。そして、外国の人たちと早く会話をしてみたいなあと思います。
 これから、英語は大切になってくると思います。英語にどんどんふれて力をつけていきたいです。だから、今年は「英」の一字を目標にしてがんばります。

2.今年もがんばる
【榊山零央、四万十町興津小3年】
 ぼくが冬休みにがんばったお手伝いは、料理でした。エビフライをお父さんと作りました。作り方はお父さんに習いました。ぼくがエビのからを正しくむいて、お父さんがフライにしてくれました。タルタルソースをつけて食べました。
 自分が作った料理のお味は、おいしかったです。もう1かい作りたいと思いました。今度はちがう料理をしたいです。
 去年がんばったことは、漢字を少しでも多くおぼえたことです。おばあちゃんが分からないところを教えてくれて、だいたい分かりだしました。
 ほかの漢字もがんばっておぼえて、100点を取りたいです。中学校になってもおぼえて、かんぺきにがんばりたいです。今年も漢字をもう少しおぼえたいと思います。

3.チャレンジ
【浜田望希、高知市高知小6年】
 みなさんは、チャレンジとはどういう意味だと思いますか。みんなそれぞれ、ちがう意味を思っているのではないでしょうか。私は困難なことにでも、自分からすすんで挑戦することだと思います。
 校長先生は時々「自分色のメダルを取っていきましょう」と言っています。チャレンジの言葉と校長先生の言葉は、結びつくと思います。チャレンジをすることによって、新しくできたときの笑顔が増えるから、自分色のメダルが取れると思ったからです。
 人にとって、チャレンジは大切だと思います。チャレンジをすることにより、成長できると思うからです。一人一人がチャレンジし、みんなのできたときの笑顔を見てみたいです。
 私も一人のチャレンジャーになりたいと思います。いろんなことを成功させて、自信をつけたいです。

4.自然災害
【浜崎雪、土佐清水市下ノ加江小6年】
 去年、九州北部ごう雨が起きました。私は、その時の様子をテレビで知りました。
 もし、私たちの住んでいるところだったら、自分がどうなっていたのか想像してみました。私の家は、川のすぐそばにあります。最初に、ここの川がはんらんして、私の家の近くまで来ると思います。
 そういうことが、一度ありました。その時は川はギリギリ大丈夫でした。でも、ひ難準備情報とひ難勧告が出されました。家族でひ難を始めようとしました。そして、車に乗ろうとドアを開けると、前より風も雨も強くなっていて、私は立つのもやっとでした。けっきょく、家にいて、台風が過ぎるのを待っていました。
 九州で起こったごう雨は、私が体験したものよりずっと強そうでした。もし、九州のごう雨より強いものが私の住んでいる土地で起きても、うろたえずに自分のしないといけないことを考えて、実行に移すことができるようにしたいです。

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