2018.01.23 08:30

水素ステーション無い高知県で初の燃料電池車 土佐酸素が購入

県内で初めて納車された燃料電池車「MIRAI」(22日午前、高知市北久保の高知トヨペット)
県内で初めて納車された燃料電池車「MIRAI」(22日午前、高知市北久保の高知トヨペット)
 水素を燃料に使うトヨタの燃料電池車「MIRAI(ミライ)」を土佐酸素(高知市稲荷町、野村茂社長)が高知県内で初めて購入し、1月22日、高知市北久保の高知トヨペットで納車式が行われた。土佐酸素は県内への水素ステーション設置を目指しており、燃料電池車の普及に弾みをつける狙いもある。

水素補給所設置へ「一歩」
 燃料電池車は、水素が酸素と結び付いて発電し、走行時に水しか排出しないため「究極のエコカー」と呼ばれている。

 2014年12月発売のミライは4人乗りで、水素を満タンに充塡(じゅうてん)するのにかかる時間は約3分。1回で約650キロ走行でき、燃料代もフル充塡で約5千円程度とガソリン車並みの性能やランニングコストを実現した。車両価格は約700万円とまだ高額だが、約200万円を国が補助する制度がある。

 また、燃料を補給する「水素ステーション」の建設費用は1カ所で3億~5億円に上り、現状では普及への壁になっている。四国では徳島や香川で稼働しているが、高知県内にはまだない。

 ミライの購入に踏み切った土佐酸素は、一般高圧ガスを製造販売している。水素も商材の一つで、数年前から関心を持って県外視察などを重ねてきたという。

 野村社長は「高知県への水素ステーション設置へ一歩踏み出していきたい」と説明。複数の企業・団体による枠組みを作って「1~2年以内に県内に設置できたら」と話しており、購入したミライは燃料電池車の普及につながる使い方をしていきたいという。

 納車式では高知トヨペットの西山正晃社長が「水素社会は日本の向かわねばならない方向だと思う」と述べ、野村社長にキーを手渡した。

カテゴリー: 主要政治・経済高知中央


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