2018.01.22 08:00

声ひろば 2018年1月22日、月曜日

1.魁の花作り
【有沢二郎、69歳、自由業、土佐清水市】
 東北秋田県に「秋田魁(さきがけ)新報」という名の新聞社があります。社名の由来を聞けば北斗七星の第一星の「魁」にならい、他に魁る意味らしい。久しく忘れていたこの一文字に改めて感動、明日の夢をみる力が漲(みなぎ)ってきます。
 現在の土佐清水に不足するものは減少する人口と花です。幡多3市に目を向ければ藤の中村、桜の宿毛、清水は椿(つばき)と言われながらも、この町すじには春を呼ぶ椿の花が少ない。
 田宮虎彦の名著にも土佐清水は「赤い椿の町」と紹介されています。その実態は足摺岬周辺に限られ、お膝元の市街地では国道の西口辺りにわずかに植え込まれている程度で非常に少ない。
 日本中で観光ブームの今日、人の目を引く目玉は品種万別の花です。私などはたとえ千キロのかなたでも花旅に出向く変わり者ではあるけれど、花が嫌いな人はいません。花のある所には人の波、観光集客の即戦力は花が一番手っ取り早いのです。広島県世羅や兵庫県佐用ほど大規模でなくても、土佐清水でしか見られない特殊な花畑を作る工夫次第で道はいかようにも開かれます。
 土佐清水の将来像を想定して、花いっぱいの町づくりをしませんか。日本でも有数の自然と太平洋の味覚に心の潤いと。孫子の世代へ遺産をつなぐ「魁」が今、その時です。

2.夢をあきらめないで
【吉田真希夫、45歳、柔道整復師、土佐清水市】
 昨年12月18日、東京都永田町にある憲政記念館で「第40回聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会」が開催されました。聴覚障害者教育福祉協会主催です。
 幸運にも家内が招待され、さらに代表して表彰牌(はい)を会長から受ける大役に選ばれました。
 式典では秋篠宮妃紀子さまが、手話を交えて母親たちのこれまでの苦労をねぎらってくださり「聴覚障害者に対する理解がさらに深まり、みんなが安心して豊に暮らせる社会が築かれることを願います」と、お言葉をいただきました。
 式典後、紀子さまは一人一人に声をかけられ、家内はかなり緊張しながらも、紀子さまの気さくさとすてきな笑顔のおかげで、息子の就労についてお話しできたそうです。
 健常者と同じ職場で働くことは意思の疎通が難しい、などと不安をうちあけると、紀子さまから最後に「夢をあきらめないで」とお言葉をいただき、大変心が癒やされたと言っておりました。
 また一緒に出席していた高校3年の息子は、今井絵理子参議院議員に声をかけていただき、お話しできたと喜んでおりました。
 息子が、希望する職種に就くことは容易なことではありませんが、これまでも多くの困難を乗り越えて来ています。夢をあきらめずに、最後まで頑張り抜いてほしいです。

3.オーテピアの開館
【松村守明、68歳、非常勤嘱託職員、高知市】
 いよいよ平成30年7月24日に、オーテピアが開館する。県・市合同の図書館という全国初の知の殿堂である。
 私は、市民図書館に現職の時、勤務した事がある。市民図書館は、全国的に早くから開館され、分館方式や移動図書館バスというユニークな活動を行っている。
 また、閉館した市民図書館の玄関に、「市民の図書館」の碑があった。「市民図書館」と「市民の図書館」。わずか「の」を入れると入れないのでは、大違いである。私は、この「市民の図書館」の言葉が大好きだ。
 器は、「巨大な知の客船」として、お目見えした。これからが肝心である。何かというと、この巨大な船に魂を入れる事が重要である。この船の輝きは、県・市の職員の情熱、やる気にかかっている。
 もちろん彼らだけに任せるのではなく、われわれ県民・市民も協力しなければならない。サービスをする者とサービスを受ける者との協力で、この巨大な船を全国一いや世界一の船にしたいものである。私も、微力ながら一市民として立派な知の巨船となるよう協力していきたいものである。
オーテピア大海に向けて動き出す

4.ビバ、図書館!
【宮地毅、81歳、高知市】
 高等学校卒業の年、私は大学受験に落ち浪人生活を余儀なくされました。親の負担を考え、予備校には行かず自宅での勉強に心を定め、向こう1年間の計画を立て、日々の時間割を作りました。
 秋が来ました。小さな木の橋の上に横たわり赤トンボの群れを眺めている時、己の無能さに気付き、失望のどん底に突き落とされました。絶望です…。
 勉強の場所を図書館に変えました。そして市民図書館で、レフ・トルストイの「人生読本三巻」(現代版・文読む月日・ちくま文庫三巻)に出会ったのです。
 「自分の努力以外の何ものかに救いと幸福とを見出そうと望んでいる時程、人間の心が弱くなる時はない」
 「自分自身を他人と比較することを避けよ。自分自身をただ完全とのみ比較せよ」等々、私の心に少しずつ希望がわいてきました。
 そして県立図書館で、亀井勝一郎氏の次の文章に出会ったのです。私は救われました。
 「絶望とは何に絶望することであるか。自分自身に対してです。動物も子供も絶望しませぬ。人間になりかかっている人間だけが絶望するわけです」(筆者要約)
 いま私は改めて、この両図書館にお礼と感謝の気持ちをお伝え致します。


《小学生特集》

1.スポーツで大切な事
【尾崎陽向、四万十市中村小6年】
 去年の10月17日付高知新聞の声ひろばに「スポーツは勝負」という高知市高須小6年の安岡煌盛君が書いた投書を読んで、安岡君の「スポーツは勝負」に賛成です。
 ぼくはサッカーをしていて、ポジションはゴールキーパーです。ぼくが点を決められて負けると、ぼくがせめられて、次の試合にはプレッシャーをかけられます。でも、無失点で守りきりトップの2人が点を入れて勝つと、チーム同士だけではなく、かんとく、保護者とも勝利の喜びを分かちあえます。
 ぼくが友達に「スポーツは何のためにある?」と聞いたところ、友達は楽しむものと言っていました。楽しむこともいいと思います。ですが、勝利を目指すことで、チーム同士のきずなが深まって、より強く、充実したチームにすることもできると思います。それと、勝つために厳しい練習を乗りこえ、相手に敬意をはらい、何度も何度も立ち向かっていくことがスポーツにとって一番大切な事だと思います。
 これから生活していく中で何事にも全力で勝負にいどみ、勝ちにこだわっていきたいです。

2.先生のおかげで
【山本羽琉、土佐清水市下ノ加江小6年】
 最近、下ノ加江小学校は変わってきている。なぜかというと、去年新しく下ノ加江小学校に来た先生たちのこともあるし、新児童会もだ。
 例えば、新しく来た先生は、いろいろな案をぼくたち児童会に提案してくれるところだ。そのアイデアは、今までのアイデアをくつがえすような、すごくいいアイデアだった。すごくいいアイデアで全校児童が、いや学校じたいがすごくあかるい学校になっている。
 そのアイデアというのは例えば、全校レクの遊びなどだ。全校レクというのは、全校児童で毎週金曜日にやるレクだ。その全校レクを何にするかを児童会で決めていると、先生がいろいろな全校レクを考えてくれた。そのレクはというと、紙飛行機大会や、どろだんご大会、カラオケ広場などだ。
 そして、その中でも人気だったのは、カラオケ広場だ。内容はというと、歌いたい人もぼしゅうして歌ってもらうものだ。ざっくりいうと、テレビであった「キャラバンバン」みたいな感じだ。でも、さいてんなどはしないやり方で、すごくひょうばんがよかった。このアイデアも先生のおかげだ。
 先生のおかげで学校も盛り上がってきていて、すごくいい学校になっている。すごくうれしかった。これからも、もっといい学校にしていきたい。残り3カ月で。

3.小学生にスマホ必要?
【大原涼叶、高知市横内小6年】
 とつぜんですが、みなさんは小学生にスマホが必要だと思いますか。最近小学生にもスマホを持つ人が増えているように思います。私の友達にもスマホを持っている人がたくさんいます。でも本当に小学生の時からスマホを持つ必要があるのでしょうか。
 私は、小学生にはスマホは必要ないと思います。長い時間、スマホを使うのは時間のむだづかいだと考えます。
 なぜならスマホを見ている時間がもったいないからです。小学生のうちは、外で元気に遊んだり、読書をしたり、小学生のうちにしかできないとても楽しいことがあります。それをスマホを見る時間に使うことは、とってももったいないことをしていると思います。
 それに、スマホゲームのしすぎで、小学生のスマホ老眼が問題になっているそうです。スマホゲームをする時間も、もったいないし、さらに体にまでえいきょうがあるのです。スマホゲームは、楽しくてすぐはまってしまってやめられなくなると、夜ふかしをしてしまって、次の日の授業中にねむたくなると思います。
 スマホは、分からないことがあったらすぐ調べられるから便利といわれるかもしれないけれど、すべてが信用できるのか分からないし、小学生のうちは国語辞典や百科事典を使って調べることが大切ではないでしょうか。
 スマホ中心の生活ではなく、外で元気に遊んだり読書をしたりして、小学生のうちにしかできないことを楽しむ生活をしたいと私は思います。

カテゴリー: 声ひろば読者投稿


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