2018.01.13 08:50

四十寺山で憩いを 有志整備「名所よ再び」 高知県室戸市

 頂上からは市街地と太平洋が一望できる
頂上からは市街地と太平洋が一望できる
高知県室戸市室津の「四十寺山(しじゅうじさん)」(標高313メートル)を憩いの場にしようと、住民有志でつくる「四十寺山・桜美人(さくらびと)の会」が整備を続けている。桜やツツジを植える従来の活動に加えて、昨年には山の中腹と頂上に展望台を整備。室戸岬や太平洋も望むことができ、春は鮮やかなピンクや赤が山道を彩る。
 
 頂上の展望台に立つ「四十寺山・桜美人の会」メンバー(室戸市室津)
頂上の展望台に立つ「四十寺山・桜美人の会」メンバー(室戸市室津)
四十寺山は室戸高校の裏手にある。市史によると、かつて四国霊場24番札所・最御崎(ほつみさき)寺があり、最御崎寺が現在の室戸岬に移った後は奥の院になったと伝承されている。
 
 桜美人の会は2012年、四十寺山を整備し、ハイキングを楽しめるようにしようと発足。地域固有の桜「室戸桜」やツツジの植樹を始め、これまでに桜100本、オンツツジ200本を植えた。草を刈り、食害から守るネットを張るなどして大事に育てている。

 展望台は昨年、市などの補助を受け、標高約200メートル地点と山頂に木製のものを1基ずつ設置。微生物を利用して排せつ物を分解するバイオトイレも置いた。
 
 久保壮一副会長によると、四十寺山は昔、桜の名所として地域の人たちに親しまれたという。「若い時分に草刈りとか世話をしよった」と久保副会長。「桜の名所よ、もう一度。そんな思いで、皆でやってきた」と会の歩みを振り返る。
 
 例年4月初めに室戸桜が開花を迎えるといい「たくさんの人に登ってもらって、桜が咲いちゅうのを見てほしいね」と話している。

カテゴリー: 社会環境・科学室戸


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