2018.01.02 08:30

今世紀末の高知は年130日が真夏日? 気象台が予測

 地球温暖化が進めば、21世紀末の高知市では1年の3分の1以上が真夏日になるかもしれない―。そんな将来予測を高松地方気象台が出した。
 
 気象庁は2017年3月、地球温暖化予測情報第9巻を発表。世界各国が現時点以上の対策を取らなかった場合、21世紀後半に気候変動などの影響がどう現れるか計算したもので、これに基づき、同気象台が高知県への影響を予測した。
 
 さまざまな気象変化を加味しコンピューターで分析した予測では、20世紀末(1980~99年)と21世紀末(2076~95年)の平均値を比較した場合、高知の年間平均気温はおおむね4・0度上昇。最高気温35度以上になる猛暑日は年間で21・3日、同30度以上の真夏日は66・7日増加する見込みという。
 
 これを現在の高知市の平年値(1981~2010年の30年平均)に上乗せすると、猛暑日が年23・5日、真夏日は130・7日。6月中旬から9月ごろは、今まで経験のない暑さになる可能性がある。一方、最低気温が氷点下となる冬日は数年に1度しかなくなるという。
 
 季節の変化を告げる動植物にも影響が出るのだろうか。
 
 例えば桜の開花。高知地方気象台によると、高知の開花日の平年値(1981~2010年)は3月22日だが、10年に1・1日のペースで早まっているという。同気象台の担当者は「桜は休眠打破といい、一定期間低温にさらされた後に気温が上がることで咲く性質がある。桜と同様、寒さが生育に必要となる農産物などが影響を受けることも考えられる」と警鐘を鳴らす。
 
 県立牧野植物園によると、桜の開花には10度以下の低温に800~千時間程度さらされることが必要。予測と照合すると、咲かなくなることはなさそうだが…。お花見をずっと楽しむためにも、温暖化対策を心掛けた方が良さそうだ。

カテゴリー: 社会高知中央


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