2017.12.25 08:45

「この世界の片隅に」1位 高知で県民が選ぶ映画ベストテン発表

 高知市で「第63回県民が選ぶ映画ベストテン」の投票集計が行われ、日本映画の1位は「この世界の片隅に」、外国映画1位は「LA LA LAND」に決まった。

「この世界の片隅に」(c)こうの史代・双葉社/『この世界の片隅に』製作委員会
「この世界の片隅に」(c)こうの史代・双葉社/『この世界の片隅に』製作委員会
 「この世界の片隅に」は、戦時下の広島・呉でつましく暮らしている女性すずの視点を中心に、人々の日常生活と心情を、水彩画のような優しいタッチで描いたアニメーション。原作はこうの史代の漫画で、片渕須直が監督した。すず役を務めた人気女優のんの自然な演技など、公開後から高い評価が口コミで伝わり、上映館が拡大。日本アカデミー賞最優秀アニメーション作品賞など多数受賞した。

「LA LA LAND」(c)2017 Summit Entertainment,LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.
「LA LA LAND」(c)2017 Summit Entertainment,LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.
 「LA LA LAND」は、米国のミュージカル作品。ハリウッド女優としての大成を夢見る若い女性と、ジャズピアニストの恋愛をロマンチックに描いている。監督は音楽映画「セッション」で話題となったデミアン・チャゼル。高速道路上で人々が歌い踊る姿を、カット割りのない長回し撮影で見せるなど、大胆なシーンが話題になった。

「サムライせんせい」(c)Movie ver. Master SAMURAI. and(c)Esusuke Croe/Libre 2017 All Rights Reserved.
「サムライせんせい」(c)Movie ver. Master SAMURAI. and(c)Esusuke Croe/Libre 2017 All Rights Reserved.
 日本映画は、市原隼人が武市半平太に扮(ふん)した高知ロケ作品「サムライせんせい」が2位。原作は漫画家、黒江S介(高知市)のコミックで、県民がエキストラ出演するなど、今年の“おらんく作品”の一つとして人気を得た格好だ。またランキングの大半が、映画のオリジナル脚本ではなく、漫画や小説などをベースにした作品に占められる結果となった。

「怪盗グルーのミニオン大脱走」(c)Universal Studios
「怪盗グルーのミニオン大脱走」(c)Universal Studios
 外国映画は、上位10作品中5作品がディズニーで占められるなど、ほぼ米国映画。家族で楽しむファンタジックな作品が顔を並べた。

 県民が選ぶ映画ベストテンは高知新聞社、TOHOシネマズ高知や県興行生活衛生同業組合、県内の公共ホールなどが主催。今回は2016年12月~17年11月に県内で公開された作品が主な選定対象で、投票総数は748票だった。

3月に高知県内4会場で5本上映
 第63回県民が選ぶ映画ベストテンの開票結果が出たのを受け、高知市の県民文化ホールなど県内4会場で2018年3月、「この世界の片隅に」や「LA LA LAND」などランクインした5作品が上映されることが決まった。

 上映会場は、県民文化ホールのほか、四万十市の四万十市立文化センター、幡多郡大月町の大月町農村環境改善センター、安芸郡田野町の田野町ふれあいセンター。

「映画 クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」(c)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日 2001
「映画 クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」(c)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日 2001
 このうち県民文化ホールでは、3月10日に「この世界の片隅に」「LA LA LAND」を上映。さらに過去の良作として、大人も子どもも笑って楽しめる感動作「映画 クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」(2001年)をピックアップし、3本立てで上映する。

 田野町のふれあいセンターは、3月11日に「サムライせんせい」と「怪盗グルーのミニオン大脱走」の2本立てで上映。大月町の大月町農村環境改善センターは3月17日に「怪盗グルーのミニオン大脱走」を、四万十市の四万十市立文化センターでは3月下旬(日は未定)の四万十映画祭で「サムライせんせい」を、それぞれ上映する。

 1月中旬に県内プレイガイドや各上映会場などでチケットを発売する予定。問い合わせは県民文化ホール(088・824・5321)へ。 

カテゴリー: 文化・芸能


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