2017.12.23 08:30

「シモバシラ」に霜柱 寒気が生む芸術キラリ 高知県四万十町

綿菓子やあめ細工のような結晶美を見せる霜柱(高知県四万十町七里)
綿菓子やあめ細工のような結晶美を見せる霜柱(高知県四万十町七里)

 高知県高岡郡四万十町窪川地域で22日早朝、シソ科の多年草「シモバシラ」に、その名の通りに霜柱が付いた。寒気がもたらす山のアートは、氷点下に冷え込む12月からが本番。2月ごろまでさまざまな結晶美を見せてくれそうだ。

 シモバシラの根や茎に残った「導管」を通って上がってきた水が凍って膨張し、茎を破って染み出す。それがさらに冷たい外気にさらされ、さまざまな形の霜柱をつくる。

 この日、窪川地域では午前6時に氷点下3度まで下がり、同町七里の道路脇では、霜の造形をまとったシモバシラが枯れ葉の間から多数、顔をのぞかせた。高さは10~30センチほど。剣のように鋭利な形もあれば、綿菓子のように丸まり、幾層にも重なったものも。

 散歩の途中に見入る人や、写真を撮影する人もおり、周辺はちょっとした“名所”となった。地元の70代男性は「子どものころはアイスキャンディー代わりに、通学途中にようなめたね」と懐かしがりながら、自然美を楽しんでいた。

カテゴリー: 環境・科学高幡


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