2017.12.16 14:30

悪質ドタキャンに高知市の居酒屋店主ら悲鳴 ネットで多重予約

「ドタキャンが増えた」と店主。作った料理は無駄に、別の予約も入れられない。そうなると店は大損害(高知市内の居酒屋)
「ドタキャンが増えた」と店主。作った料理は無駄に、別の予約も入れられない。そうなると店は大損害(高知市内の居酒屋)
「行儀悪い」「もう許せん」
 忘年会シーズンまっただ中。インターネットや雑誌などにグルメ情報があふれる昨今、ドタキャンや無断キャンセルが高知県内でも増えているという。その実態は―。

 「この1年、連絡のないキャンセルがめちゃくちゃ増えた。もう許せんがですよ」

 高知市の播磨屋橋に近い飲食店。男性店主(45)がまくし立てる。店はカウンターも含め30席ほど。10月、金曜の夜に9人の予約が飛んだ。

 店主によると、あらかじめ料理3品の注文も受け、お造りやタコの石焼き、揚げ物の盛り合わせを準備して待った。予約の午後7時になっても客は現れない。電話をかけた。

 「後ろがにぎやかで別の店で飲んでいた。それで『断りの電話を入れたけど、つながらなかった』と言い訳する。こっちの着信履歴に残ってないのに」

 店主は悔しさをぶつけるように言う。こんな話はあちこちから聞こえてくる。

 「11月に直接来店して、部屋も見て、料理の打ち合わせもしたのに、当日来なかった」(帯屋町1丁目、和食店)

 「席だけの予約を入れて、当日キャンセルする客が増えた。最近も10人の予約で、1人が風邪になったという理由でキャンセルされた」(帯屋町1丁目、居酒屋)

■1日で80人弱
 キャンセルはなぜ増えているのか。インターネットの広がりが背景にあるとみる店主もいる。

 ネット予約を受けている店の経営者は「顔も見ずに、声も聞かずに、予約ができる。キャンセルしやすい状況にはあるんでしょうね」と分析する。

 帯屋町で30年以上、和食店を営む男性は「昔は常連ばかりの店だったが、近ごろは客の半分がネットを見てくるいちげんさん。『食べログ』とかを見て、知らない人がどんどん来るようになった」と変化を口にする。客層が変わるにつれてキャンセル率も上がったと感じている。...


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カテゴリー: 社会


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