2017.12.16 08:30

道の駅「四万十とおわ」の管理者否決 高知県の四万十町議会

 高知県高岡郡の四万十町議会は15日の12月定例会で、四万十町十和川口の道の駅「四万十とおわ」の指定管理者を2018年春以降も引き続き「株式会社四万十ドラマ」とする議案を賛成少数で否決した。複数議員が選考過程の公平性を疑問視した。現行の指定管理の期間は2018年3月末までで、四万十町は再公募や直営を視野に入れ、経営継続策の検討を急ぐ。

 道の駅「四万十とおわ」は四万十川を望む国道381号沿いにあり、2007年の開業時から四万十ドラマ社が指定管理者。四万十ドラマ社は地場産品の販売のほか、特産の栗や茶の加工品作りにも力を入れ、2016年度は過去最高の約1億7400万円を売り上げた。京都の道の駅をプロデュースするなど、ノウハウそのものも注目されている。

 四万十町は今回、公募型のプロポーザル方式で指定管理者を選定。十和地域の2社の提案を10~11月に選定委員会が審査し、得点の高かった四万十ドラマ社を選んだ。

 この日の町議会本会議の質疑では、審査委員9人全員が四万十町幹部であることや、道の駅でバイキングを手掛ける「株式会社十和おかみさん市」のメンバーが「応募者でないのに四万十ドラマ社のプレゼンに同席した」など、選考過程を疑問視する声が出た。

 続く討論では、橋本保氏が執行部提案に反対の立場から、選考過程への疑義に加えて、「(四万十ドラマ社以外の応募者が出たことは)新たな人材育成の好機であり今回の指定は容認できない」と述べた。

 中屋康氏は執行部に賛成の立場で「(四万十ドラマ社は)道の駅で35人の雇用を生み、381号沿いの六つの道の駅とも連携。栗や茶の生産拡大に向けて取り組んでいる」と主張した。ただ、選考過程について「審査委員のメンバーやプレゼンへの出席条件については改善すべきだ」とも指摘した。

 採決の結果、賛成8、反対9で議案は否決された。中尾博憲町長は「審査委員に外部識者を含めるなど、指摘を真摯(しんし)に受け止め改善する。道の駅は四万十町の地域振興の拠点で、空白期間をつくるわけにはいかない」と話している。 ...


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カテゴリー: 政治・経済高幡


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