2017.12.15 08:00

声ひろば 2017年12月15日、金曜日

1.「夜間中学生展」に学ぶ
【細川英輔、60歳、高知市】
 11月29日、大阪人権博物館で開催されている特別展「夜間中学生~学ぶたびくやしく・学ぶたびうれしく~」に行き、たくさんのことを学ばせてもらいました。
 1966年11月の行政管理庁の「夜間中学早期廃止勧告」に対し、「大阪の夜間中学をつくった人」といわれる東京都荒川九中夜間中学卒業生の高野雅夫さんが「これは夜間中学への死刑宣告だ」と怒り、母校の在校生・卒業生・教員と制作した16ミリ証言映画「夜間中学生」を携え「廃止反対・開設」を訴え「全国行脚」した。
 67年9月5日から69年6月8日まで446日間に、行く先々から一日も欠かさず、その日の「行動・出逢(であ)い・出来事」を官製はがきの裏表にしたため、母校の在校生に送り届けた「わらじ通信」と名付けられた461枚のはがきが、一枚も欠けることなく壁一面に隙間なく貼られている展示に、私は最も心ひかれました。
 昨年12月の「教育機会確保法」成立を受け、文部科学省は「最低一県一校」の夜間中学の設置を目指しています。高知県でも「設置検討委員会」が設けられて、先日初会合が開かれたと高知新聞でも報道がありました。
 髙野さんをはじめ夜間中学生の学びにかける熱い思い・願いをしっかりと受けて、世界に誇れる夜間中学を高知県につくってもらいたいです。

2.76歳の運転免許更新
【黒岩靖夫、76歳、農業、香南市】
 私は12月に免許更新しました。新聞紙上では、高齢者の目を覆いたくなる悲惨な交通事故が後を絶たない。私自身も過去「ヒヤリハット」は数えきれないほど経験しました。
 75歳以上10人に1人に認知症の恐れ(警察庁)という。国は、75歳以上に対して運転免許証更新時などに「認知機能検査」を受けるよう定めています。
 私も検査を受検。1回目は認知症検査の座学、2回目は実技試験でした。無事合格証をいただき、赤岡署で更新手続きを行いました。免許証の自主返納も選択肢ではありますが、「わが地区は還暦古希は青年部」。過疎高齢化地域のため必要不可欠であり、更新しました。
 認知症の恐れのある症状は(1)しまっていた物が見つけられなくなる(これはいつもある)(2)人や物の名前を思い出せなくなる(「同窓会 懐かしさより あんた誰」はしょっちゅう)。
 私の軽四自動車は昔のリヤカーであり、なくてはならない。認知症防止策はどうするか。1カ月前に携帯電話を変更し「遅咲きのスマホ男」になり、本紙「出放題」仲間との交流(飲み会)も役立っています。高齢者運転表示(もみじマーク)を常に意識しお守りとして、今日も安全運転に努めたい。

3.アン・サリーと平和
【山中紀明、58歳、パートタイマー、高知市】
 1年ぶりにアン・サリーが、佐川の桜座で歌を聴かせてくれました。彼女はお医者さんでもあり忙しいなか、ライブ当日早朝から飛行機に乗って桜座まで駆けつけてくれました。
 これまでは、アンさんとファミリーも一緒に来られていたので、ライブは安堵(あんど)感で満ち足りていました。
 今年もそんな雰囲気かなと思っておりましたが、今回は本人とギターKoikeさんと二人きり。アンさん、聴衆とも緊張してたのかなと思います。そんななかで今回初めて「Toraji」という民謡を歌ってくれたのです。
 これが不思議な歌で平和なのです。感情を揺さぶるような歌ではないのですが、なぜか聴き入るうちに安堵感で涙がでてきました。喜怒哀楽の涙ではなく、しあわせな涙でした。
 家に帰りふと思いました。いま他国で若き国家権力者が愚かに、核という武力で祖国を必死で守ろうとしています。それに対して周辺国家の首脳は、圧力を増すことで対応するという方策をとっています。
 私たち庶民には、権力も武力もありません。しかし私は望みます。トラジがいつも聴ける普通の国に住みたいと。

4.漢字検定に挑む
【中平彰勅、64歳、非常勤職員、高知市】
 一般の受検生は私一人。誇らしくもあり、ちょっぴり恥ずかしい検定時間となりました。先月下旬、私が挑んだのは本年度第2回の漢字習熟度検定です。皆さんには、なじみがないかもしれません。初めて聞いた方もおられるのではないでしょうか。
 日本漢字能力検定協会が主催する、いわゆる「漢検」が有名ですが、私はあえてもう一つの検定団体である漢字習熟度検定協会の検定を選び、勉強することにしました。
 教員をしていたこともあり教えることはあっても、なかなか自分の能力を試す機会がなく、いつもモヤモヤとしていました。そんな折、この習熟度検定に出合ったのです。
 テキストを書店で取り寄せ、2カ月前から勉強を始めました。熟語の読み書きはもちろん、聞き慣れない故事やことわざ、そして誤字訂正の問題に悪戦苦闘。
 見て覚えるのではなく、まわり道になってもいいから書いて覚えることに力を入れました。これが功を奏したのか、少しずつ頭に入っていきました。
 試験当日はあっという間に時間が過ぎ、見直しも十分できず焦りも感じましたが、充実した気持ちになりました。背中を押してくれたのは「努力は決して裏切らない」という言葉です。自分の努力を信じ、これからも頑張ろうと思いました。私の次の目標、それはさらに上を目指すことです。

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