2017.12.09 08:30

ヤイロチョウセンターに剥製の仲間続々 高知県四万十町

新しく仲間入りしたニホンリス(手前)とヒゲガビチョウの剥製=四万十町大正
新しく仲間入りしたニホンリス(手前)とヒゲガビチョウの剥製=四万十町大正
 高知県高岡郡四万十町大正の学習研修施設「四万十ヤイロチョウの森ネイチャーセンター」に、町内で見つかった動物の剥製が続々と仲間入りしている。ニホンリスと外来種の鳥、ヒゲガビチョウもこのほどお目見えし、計44体を展示。施設を運営する「生態系トラスト協会」の中村滝男会長(66)は「古里の生物の多様性を知る教材として活用してほしい」としている。

 同協会には、事故などで死んだ個体が山師や住民から寄せられ、京都市の専門家に依頼して剥製化。県や四万十町の鳥・ヤイロチョウをはじめ、クマタカやテン、タヌキなど30種類以上を展示している。

 ニホンリスは、国道439号で5月に事故死した生後1年の雄で体長15センチ。四国山地に広く生息するが、2002年県レッドデータブックで準絶滅危惧種に指定され、中村会長によると町内の目撃例は少ないという。

 ヒゲガビチョウは、中国中南部やインドの一部に分布するチメドリ科の外来種。国内では徳島県を除く四国で生息が確認されている。個体は9月に大正地区で見つかり、体長21センチ。町内での発見例は初めてという。

 昨年来、ブッポウソウやアカショウビン、カワセミなども剥製にし、オオコノハズクや外来種のソウシチョウも近々仲間入りするという。中村会長は「松やドングリなども植樹し、多様な動物がすむ豊かな森づくりを進めたい」と話している。

カテゴリー: 主要環境・科学高幡


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