2017.12.08 08:36

「新国家の書状は坂本龍馬の真筆」 高知県の幕末維新博推進協議会

坂本龍馬直筆と確認された手紙(高知県提供)
坂本龍馬直筆と確認された手紙(高知県提供)
 高知県が1月に新発見史料として発表し、高知市の歴史家の松岡司さん(74)が偽物の疑いを指摘していた坂本龍馬の書状について、志国高知幕末維新博推進協議会が12月7日までに、改めて真筆とする見解を発表した。

 手紙は、松平春嶽の側近、中根雪江(ゆきえ、せっこう)宛てで、「新国家」という単語が使われていたことで注目を集めた。東京都内の会社が所有し、博覧会会場で展示。松岡さんは筆勢などの点から疑義を呈していた。

 幕末維新博推進協議会は、手紙を最初に鑑定した宮川禎一・京都国立博物館上席研究員ら5人の意見を取りまとめ、「筆勢が欠けている」「文章が左へ流れる龍馬の癖が見られない」という疑問に対し、「それほど大きく筆勢を欠いているとは思われない」「すべてが左へ流れるわけではない」などと別の手紙を例示して反論。止め、はらいなどの筆遣いへの疑問については、「中根の後ろの松平春嶽を意識しているからと考える」などと述べている。

 幕末維新博推進協議会に意見を寄せたのは、ほかに青山忠正・仏教大教授、古城春樹・下関市立歴史博物館館長補佐、角鹿尚計・福井市立郷土歴史博物館館長、三浦夏樹・高知県立坂本龍馬記念館主任学芸員。見解は「志国高知 幕末維新博」Webサイト( https://bakumatsu-ishinhaku.com )に掲載されている。

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カテゴリー: 主要坂本龍馬文化


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