2017.12.07 08:20

タイ野菜を高知県四万十町の特産に エスニックファームの挑戦

収穫期を迎えたパクチーを手にする鈴木信太郎さん(四万十町影野)
収穫期を迎えたパクチーを手にする鈴木信太郎さん(四万十町影野)
 エスニックブームに乗って国内で広がりつつあるタイ野菜の栽培に、高知県高岡郡四万十町の地域おこし協力隊員が取り組んでいる。東京都出身の鈴木信太郎さん(47)=影野。タイ人の妻、チャンタラさん(42)と共に、無農薬で育てたパクチーやバジルの一種のガパオなどを「エスニックファーム」の名で出荷している。収量はまだ少ないが、既にふるさと納税の返礼品としても人気を集めている。

 鈴木さんは、実家の建築資材メーカーなどで勤務後、タクシー運転手として働いたが、「家族の時間を大切にできる仕事を」と3年前に営農を決断。40代も応募できる四万十町の協力隊制度を知り、2015年4月にIターンした。

 集落活動センターの運営支援など任務の傍ら、四万十町地域おこし協力隊を卒業する2018年春以降の定住を見据え、休日には地域の集落営農組織などで勉強。タイで飲食店を経営した経験から、「タイ野菜のおいしさを広めたい」と、借り受けた農地で栽培に取り組んでいる。

 窪川地域は昼夜の寒暖差が大きく、露地ではシーズンによって生育にむらも。そこで今春からは営農組織のハウスの一角約300平方メートルほどで、グリーンカレーなどに欠かせないハーブのホーラパーなどを「少量多品種」で育てている。

 現在は、20センチほどに成長したパクチーの収穫期。食べた人からは「みずみずしく香りが良い」「根っこまで食べられる」と好評だ。

 まだ収穫が少なく、出荷先は町内のスーパーや市場などに限られるため、収量増や連作にも挑戦中。鈴木さんは「将来は、影野の特産として全国にPRしたい」と意欲的だ。出荷状況は「エスニックファーム」のフェイスブックで把握できる。

カテゴリー: 社会高幡


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