2017.12.03 08:25

本の住宅入居待ち 高知市のオーテピア完成間近2018年夏開館

広大なスペースに並ぶ本棚。奥にはガラス張りの書庫(高知市追手筋2丁目)
広大なスペースに並ぶ本棚。奥にはガラス張りの書庫(高知市追手筋2丁目)
 本を待つ“ニュータウン”。高知県と高知市が2018年夏のオープンに向けて整備している新図書館複合施設「オーテピア」の建物工事が最終段階を迎えている。

 建物内は県産スギがふんだんに使われ、温かい雰囲気。目を引くのが壁面や書庫のガラス張り構造。自然光によって開放感が演出されているようだ。

 白い木枠の本棚が集合住宅のように並び、旧図書館などからやってくる本を待つ。図書館といえば「静」のイメージが付きまとうが、心躍る「動」の空気が流れている。

 建物本体の工事の進捗(しんちょく)率は約98・4%。総事業費約149億円。工事は12月15日に終わり、本の移動作業を経て来年7月24日オープンする予定。


木の香り漂うエントランス(高知市追手筋2丁目)
木の香り漂うエントランス(高知市追手筋2丁目)
光注ぐ明るい図書館 オーテピア完成前に見学 建物全体で大木表現

 高知市の中心街で建設工事が進む新図書館複合施設「オーテピア」。完成間近の内部を見せてもらった。

 第一印象は「広い!」。2、3階は「オーテピア高知図書館」の開架スペース。東西に80メートルあり、その間に本棚、本棚、本棚…と林立。遠くが、かすんで見える。

 壁は県産スギで作った板面とガラス面を交互に並べた構造で、外光をたっぷり取り込む造りになっている。

 利用者が本を自由に手に取ることができる開架スペースの収蔵能力は約34万冊。フロア中央にはガラス張りの書庫。総計で約205万冊が収まる。

 追手筋、中の橋通に面したガラス張りの壁には閲覧用の机が並ぶ。追手前高校の時計台が目の前に。クスノキの緑と光を感じながら、活字の世界に浸れるかもしれない。

 5階の「高知みらい科学館」は、既にプラネタリウムの観覧装置が設置されていた。シートのリクライニングも軽くて心地いい。

本棚の取り付け作業。葉っぱのデザインが印象的(高知市追手筋2丁目)
本棚の取り付け作業。葉っぱのデザインが印象的(高知市追手筋2丁目)
 書架は天板や側面が葉っぱの形にくりぬかれ、白い天井は木材を組み合わせ、六角形の亀甲模様を描く。

 図書館と科学館、「声と点字の図書館」が全部合わさって大木になるイメージを建物全体で表現しているという。

豪華客船のような外観。駐車場完成も間近(高知市追手筋2丁目)
豪華客船のような外観。駐車場完成も間近(高知市追手筋2丁目)
 暮れ落ちた外の通りから眺めた。杉板を配した外観もほぼ完成。夜の海に浮かぶ豪華客船のような風景だ。

カテゴリー: 社会主要高知中央


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