2017.10.27 08:10

よさこい祭りの経済波及効果 過去最高の96億円 投資の7倍

 今年のよさこい祭りの経済波及効果が、過去最高の96億2700万円に上ることが26日、よさこい祭振興会(青木章泰会長)の調査で分かった。入り込み客数は「ほぼ横ばい」だったが、高知県外観光客の消費額が増えたことが主な要因。100億円の大台も間近に迫っている。

 調査は四銀地域経済研究所に委託し、2013年以来4年ぶりに行われた。関係機関への直接の聞き取りやアンケートを行い、11年の県産業連関表を用いて波及効果を分析した。

 それによると、観光客による県内消費額は交通費や宿泊費、飲食・土産代などの1人当たり消費額が増え、54億4100万円(13年は48億2800万円)に伸びた。

 祭りには205チーム、約1万8千人が参加。13年比で参加者は約2千人減ったため、衣装やメーク、バスや振り付け指導料など出場チームの支出は約8100万円減の11億2900万円。主催者が支出した金額は1億9300万円で、祭りによる直接支出は13億2200万円。観光客の支出を加えると、直接消費支出額は67億6300万円になった。

 このうち、花火大会経費など県外業者へ落ちた6億100万円を除き、県内に落ちた直接効果は61億6200万円。直接効果から誘発された間接的な波及効果を合わせると96億円を超え、13年(85億9100万円)を大きく上回った。

 直接支出額の何倍の波及効果があったかを示す生産誘発倍率は1・42倍だった。

 名目県内GDPを0・245%押し上げる効果があり、雇用者に分配される雇用者所得誘発額は25億900万円。1183人の就業機会を創出することになる。税収効果は県税7300万円、市町村税8千万円。計1億5300万円をもたらした計算。

 調査に当たった同研究所は「13億2200万円が投じられ、96億円の生産額を誘発したことは、7・28倍の事業効果があるとみることができる。県内で最も重要な観光資源」としている。

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カテゴリー: 主要文化・芸能よさこい祭り文化


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