2017.10.10 15:00

衆院選が公示 3極激突 高知1区に3人、2区は一騎打ちへ 

 第48回衆院選は10日公示され、22日の投開票へ12日間の選挙戦が始まった。5年近くに及ぶ「安倍政治」が問われ、有権者の判断を受けた政権の枠組みが焦点。憲法や消費税、原発政策を巡る論戦も交わされる。政権継続を狙う自民、公明両党と「希望の党、日本維新の会」「共産、立憲民主、社民各党」の3極が対決する構図だ。

 安倍晋三首相(自民党総裁)は勝敗ラインを与党過半数(233議席)に設定。民進党からの合流組を多く擁立した希望の党(代表・小池百合子東京都知事)は「安倍1強」体制の打破を掲げる。小池氏は立候補せず、選挙結果を見て首相候補を判断する意向だ。希望の党に加わらなかった枝野幸男元官房長官らが結成した立憲民主党は、共産党とともに憲法9条改正に反対する。

 衆院選は2014年12月以来で、高知県は選挙区が3から2に減って2回目の戦い。1区、2区には予想された計5人が午前中に立候補を届け出た。比例代表四国ブロック(定数6)とともに激しい舌戦が繰り広げられそうだ。

 立候補の受け付け手続きは、高知1区、高知2区とも午前8時半から県庁正庁ホールで始まり、計5人が両選挙区に届け出た。届け出は代理人が行い、選挙区ごとに届け出順を決定。個人演説会用の立て札や街頭演説で使う標旗、腕章などの「選挙の七つ道具」を受け取り、各陣営へ急いだ。

高知県2選挙区の立候補者
届け出順。年齢は投票日現在。()数字は当選回数。経歴は本人の申告による。敬称略。
【高知1区】
大石 宗 37歳 希望・新
 日本大法学部卒。神戸製鋼所勤務などを経て07年県議初当選。2期目途中に衆院選出馬のため辞職。元民進党県連副代表。高知市出身。高知市升形。

松本顕治 33歳 共産・新
 高知大人文学部卒。02年共産党入党。県教組の自動車共済代理店勤務の傍ら民青同盟県委員長。党県常任委員。福岡市出身。高知市西塚ノ原。

中谷 元 60歳 自民・前(9)(公明推薦)
 防衛大卒。陸上自衛隊などを経て90年衆院議員初当選。元防衛相。元衆院憲法審査会与党筆頭幹事。高知市出身。高知市介良乙。当選9回。

【高知2区】
広田 一 49歳 無所属・新
 早稲田大社会科学部卒。県議などを経て04年から参院議員2期。09年民主党入り。元防衛政務官。元民進党県連代表。土佐清水市出身。土佐清水市戎町。

山本有二 65歳 自民・前(9)(公明推薦)
 早稲田大法学部卒。県議を経て90年衆院議員初当選。元金融担当相。前農相。弁護士。高岡郡越知町出身。須崎市浦ノ内西分。当選9回。


高知県内で5候補第一声(要旨)
 高知1区の希望新人はJR高知駅前、共産新人は上町2丁目の事務所前、高知2区の無所属新人は事務所に近い潮新町2丁目の駐車場でそれぞれ第一声を響かせた。自民前職の2人は前回と同じく合同出陣式に臨み、高知大丸前で気勢を上げた。

 5人は支持者と必勝を誓い合った後、選挙カーに乗り込み、大票田の県都を巡ったり、郡部に向けて走ったりし、12日間にわたる1票の争奪戦をスタートさせた。


【高知1区】
 大石候補「政治に新しい選択肢が必要。競争と緊張感がなければ前に進まない。大きなうねりを起こしたい」

 松本候補「平和で希望を持って働ける社会をつくりたい。戦争法を廃止し、消費税は上げずに暮らしを守る」

 中谷候補「厳しい国際情勢に対し国民の命と暮らしを守る。福祉の充実で若者が夢と希望を持てる国にする」

【高知2区】
 広田候補「違憲の安全保障関連法は廃止し立憲主義を守る。防衛政務官の経験を生かし責任ある政策を作る」

 山本候補「しっかりとした保守政治を守る。北朝鮮のミサイルの危険がある中、空理空論では国は守れない」


日本の今後決める選挙 県選管委員長
 県選挙管理委員会の恒石好信委員長は10日、衆院選公示に際して次の談話(要旨)を発表した。

 今回の選挙は経済財政や社会保障、外交・安全保障、さらに憲法改正など、国政の諸課題について今後の日本の方向性を決める重要な選挙だ。投票は有権者一人一人がその意思を表明する最も大切な行為であり、この選挙の意義を十分認識し、候補者や政党などの主義・主張を十分見極め、県民全ての方々が国政へ参加するという意識を持って、積極的に投票に参加してほしい。

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