2017.10.02 08:15

高知県の土佐くろしお鉄道宿毛線20年 トロッコ列車も初運行

トロッコ列車の運転などでにぎわった宿毛駅(宿毛市)
トロッコ列車の運転などでにぎわった宿毛駅(宿毛市)
 高知県の土佐くろしお鉄道宿毛線(中村―宿毛、23・6キロ)が1997年の開通から20周年を迎え、1日、宿毛駅で記念式典やイベント「宿毛駅まつり」などが開かれた。初めて宿毛線を走ったトロッコ列車(四万十市)
初めて宿毛線を走ったトロッコ列車(四万十市)
同線では初となるトロッコ列車「志国高知 幕末維新号」も運転され、車内から四万十川の赤鉄橋などの景色を家族連れらが楽しんだ。

 式典には幡多地域の自治体の関係者ら約30人が出席。大原充雄社長が「宿毛線は地元の熱意があったからこそできた路線。『乗って育てよう』の看板が掛け声で終わらないよう、地域の方々にもう一度鉄道に目を向けて利用してもらい、なくてはならない地域のシンボルになりたい」とあいさつ。

 中平富宏・宿毛市長が「20年間、市の産業や通学などに大きく寄与してくれた。経営は厳しいが、乗って残すために市もしっかりバックアップしていきたい」と応え、出席者一同で20周年の記念ヘッドマークが付いたトロッコ列車の発車を、手を振りながら見送った。

 トロッコ列車は3往復運行され、指定席は発売1週間ほどで完売。乗車した家族連れらは、特別に停車した四万十川の橋の上から川や赤鉄橋を眺めたり、トンネルのごう音に歓声を上げたりしながら約40分の旅を楽しんだ。

 娘2人と乗車した四万十市山路の介護職員、神崎和子さん(43)は「列車に乗るのが好きで、こんなイベントがあればもっと乗る機会も増えると思う。家族で出掛けやすい安くて手頃な切符があればありがたい」と笑顔を見せていた。

カテゴリー: 主要社会幡多


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