2017.10.01 08:15

高知FD躍進 Vには届かず 勝率2位の前後期総括 

好機はつくるも得点できなかった2017年シーズンの高知FD。来季へ、勝負強い打撃陣の育成が急務だ(9月8日、高知球場)
好機はつくるも得点できなかった2017年シーズンの高知FD。来季へ、勝負強い打撃陣の育成が急務だ(9月8日、高知球場)
 高知ファイティングドッグス(FD)は2017年シーズンを前期2位、後期3位で終えた。「今年はFDが優勝する」と意気込んでいた就任2年目の駒田徳広監督だったが、8年ぶりの歓喜をもたらすことはできなかった。敗因は打線。数字や指揮官の話を基に今季を総括する。

 前後期計65試合で29勝26敗10引き分け。勝率2位は実に7年ぶりの躍進だった。

 防御率トップ
 まずは投手陣。防御率3・10は堂々のトップだ。与四死球204、失点237(自責197)も最少。先発三本柱の嘉数、岡部、丸山のほか、中継ぎ、抑えでフル回転した和田は防御率0・95と抜群の安定感を誇った。

 リードした八回に四死球が絡んで同点とされたり、最終回に逆転本塁打を許したり。確かに投手で勝ち星を逃した試合はいくつかある。が、間違いなく投手陣は“合格点”だ。それは数字がしっかり物語っている。

 ならば、なぜ勝てなかったのか。

 チーム打率2割6分5厘は2位で、1位徳島と1厘差。打点254も2位で、14差の徳島と大差ない。一方、残塁が徳島477、香川474、愛媛462に対し、高知は547と非常に多かった。無死満塁2ボールで内野フライを打ち上げ、1死一、三塁で初球の低めに手を出し併殺打になる。こうした場面を、嫌と言うほど見せられた。

 駒田監督は言う。

 「どの方向に、どんなタイミングで打てばタイムリーになりやすいか、冷静に考えていない。勝負が怖く、凡打が怖いから、『結果は神のみぞ知る』みたいなスイングをする。チャンスになるとパニックになる選手が多かった」

 得点パターンと言えば、元オリックスの深江が走者に出て、新人安藤や外国人のザックらがかえすのがお決まり。昨季後期3割超えの宮下は今季前期1割台、今季前期3割超えの山下も後期1割台と、期待された選手の活躍もなかった。

 「(より確率の高い)スクイズを多用すれば勝てたかもしれない」と自身の采配を振り返る駒田監督。しかし、それでは「未来はない」と考えた。相手投手が絶対打たせたくない場面でこそ結果を出さないと、NPB(日本野球機構)へ上がれるわけがない、と。

 配球考えないと
 何が足りないのか。

 指揮官が指摘するのは体幹の弱さだ。「飛ばない、飛ばせない。例えば1死三塁、犠飛が欲しい場面で外野へ飛ばす力が足りないから安打を狙わないといけない。バッティングが窮屈になっていた」

 さらに、駒田監督は「厳しいことを言うけど」とした上で、「(巨人3軍)後藤孝志(コーチ)が『独立リーグレベルならどんな球が来てもがーんと打ち返さないと1軍に行けない』と話してたけど、うちはそれ以下。配球を考えないと戦えないのに、配球を考える選手がいない」

 「自分を変えなければ、という気持ちの選手を育てることが、このチームの永遠のテーマかな。言い続けるしかない」。駒田監督は達観したように述べた。

 マニーについては「すばらしい打撃を見せてくれた。彼がいないから勝てないという言い訳はしたくなかった」としながらも、試合に出るか出ないか明確でない状況に、指揮官は打順の組み替えに苦慮していた。

 さて来季。「(監督を)やらしてもらえるならやりたい。球団と相談してからですが」と駒田監督。複数の主力が退団の意志を固めているFDは、新たなチームづくりに向けてすでに動き出している。まずは打てる選手。何より、勝負強い選手の育成を急ぎたい。



久しぶりの登場ですか? う~ん…。申し訳なくて、情けなくて、コマちゃん涙が出てくらぁ。  




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カテゴリー: スポーツFDスポーツ


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