2017.09.12 08:30

温泉改修資金集め好調 高知県安芸市のはたやま夢楽 1週間で130万円超

クラウドファンディングを活用し、改修を予定している温泉施設(安芸市畑山)
クラウドファンディングを活用し、改修を予定している温泉施設(安芸市畑山)
 高知県安芸市畑山で土佐ジロー飼育と宿泊施設の運営を手掛ける「はたやま夢楽(むら)」(小松圭子社長)が、温泉施設改修への協力を呼び掛けるクラウドファンディング(CF)を始めた。4日午前10時の募集開始から、わずか5時間弱で目標30万円をクリアするなど好調。1週間で133万円余を集め、小松社長は「予想以上の反響の大きさに驚いている。限界集落で頑張る励みにしたい」と声を弾ませている。
 
 同社は、市の指定管理者として畑山地区の温泉宿泊施設「はたやま憩の家」を運営。土佐ジローの肉を使った料理や自然豊かな山里の雰囲気が人気で、食事のみの利用も含めて最近は年間約3千人が訪れている。
 
 施設は築35年で、最低限の改修は市が行っている。今回は利用者の利便性を高めようと、浴槽内に石を積み上げて入浴しやすくし、地元の山で育った木々を生けるスペースも設けるなどして「畑山らしい雰囲気を出したい」(小松社長)と改修を計画した。
 
 その資金調達としてCFに着目。3千円の低額から申し込める仕組みで、初日だけで目標額の倍以上の65万円余が集まり、10日までの1週間で92人が応じた。応募者の大半が宿泊経験のある人で、東京や大阪など県外客が半数以上を占める。小松社長によると「至福の里が末永く続いて行けますように」など、温かなメッセージも寄せられているという。
 
 調達をサポートした四国銀行安芸支店の東原久泰支店長は「施設への注目度の高さが数字に表れた。利用者がいい時間を過ごせたという証しだと思う」と指摘する。募集は10月5日までで、改修工事は12月に行う方針。

カテゴリー: 社会安芸


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