2017.09.12 08:54

78歳理容師が世界大会へ 夢舞台「楽しむ」 高知市の中山さん

岡﨑誠也市長に、世界大会で挑戦する髪形を見せる中山明さん=左(11日、高知市役所本町仮庁舎)
岡﨑誠也市長に、世界大会で挑戦する髪形を見せる中山明さん=左(11日、高知市役所本町仮庁舎)
 パリで17、18日に開かれる理容師らの世界大会「ヘアワールドパリ2017」に、高知市伊勢崎町で理容店「ヘアースタジオ中山」を営む中山明さん(78)が日本代表として出場する。世界大会挑戦は43年ぶり2回目。11日に同市の岡﨑誠也市長を訪ね、「夢のパリ。楽しみたい」と語った。

 中山さんは祖父の代から続く理容店の3代目で、はさみを握って60年以上の大ベテランだ。もともと絵が好きで子どもの頃の夢は画家だったといい、その美的センスを仕事に生かしてきた。

 全国理容生活衛生同業組合連合会が毎年開催する全国大会にもたびたび出場。1974年にはパリで開かれた国際大会に日本代表として参加し、サロンヘア部門で3位入賞、3部門の総合でも9位入賞を飾った。

 今回は、50歳以上が対象のマスタースタイリスト部門で日本代表6人のうちの1人として出場する。同連合会が過去の大会成績などから中山さんを推薦した。

 世界大会の競技時間は20分。あらかじめカラーリングしたかつらをカットし、ドライヤーで乾かしながらセットする技術を競う。

 中山さんは将棋の駒から着想を得たという、顔が逆五角形の輪郭になるよう髪を逆立てるスタイルで勝負。毛先は燃えるような赤や茶色で彩られており、「面や線、一本一本の毛の流れにもこだわった。こういうスタイルを男性にもよさこい祭りでやってほしいですね」。

 現在は娘も理容店を手伝っており、孫も将来、その道へ進むことを決めてくれたという。

 「この仕事からは一生離れんと思う。好きこそものの上手なれ。おしゃれは心の栄養です」。まだまだ現役バリバリの中山さんは14日、世界の舞台へ旅立つ。

カテゴリー: 主要社会高知中央


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