2017.08.03 08:20

【いのぐ】高知県の中学生記者が熊本震災取材 被災状況や復興視察

熊本地震の被災状況を真剣な表情で聞く高知県の中学生4人(8月2日午後、熊本県南阿蘇村)
熊本地震の被災状況を真剣な表情で聞く高知県の中学生4人(8月2日午後、熊本県南阿蘇村)
 大規模災害の被災地を訪れて防災などを学ぶ高知新聞社の事業で8月2日、高知県の中学生4人が熊本県に入り、2016年の熊本地震で大きな被害を受けた南阿蘇村などで住民らの体験談を聞いた。高知新聞社が展開している防災プロジェクト「いのぐ」の一環で、一行は8月4日まで熊本県で被災状況や復興への取り組みを視察し、地元の中学生とも交流する。

 8月2日午後に南阿蘇村に到着した4人は、被災地の撮影を続けている地元の写真家、長野良市さん(60)の案内で阿蘇大橋の崩落現場などを視察した。

 長野さんは震災から1年たった今も地元に帰れない住民のつらさに触れ、「橋や道は復旧して変化したように見えても、人の心は傷ついたままだ」と訴えた。

 西原村では高知県安芸市出身の山岡縁(ゆかり)さん(42)から、震度7のすさまじい威力や、幼い子どもを連れての避難生活の難しさといった被災時の体験を聞き取った。

 中村中学校3年の中屋和佳葉さん(15)=四万十市=は「阿蘇大橋の崩落現場を見て、すごくびっくりしたし、地元のことを考えて怖くなった。実際に(高知で地震が起こった時)避難所などで学んだことを生かせるようになりたい」と話した。

 参加者は中屋さんのほか、夜須中学校2年の広内琴音さん(13)=香南市、城西中学校2年の田部祥一朗さん(14)=高知市、明徳義塾中学校3年の水野みやびさん(14)=高知市。4人は高知へ戻った後、高知新聞社で体験をリポートする。

 この事業は、宮城県女川町など東日本大震災の被災地を訪れた2016年に続く2回目。

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カテゴリー: 教育社会いのぐ災害・防災


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