2017.07.17 08:55

風情あふれる木版画60点 「吉田博 川瀬巴水展」 高知県いの町

約60点の木版画が並ぶ「吉田博 川瀬巴水展」(高知県吾川郡いの町鹿敷の「ギャラリーぼたにか」)
約60点の木版画が並ぶ「吉田博 川瀬巴水展」(高知県吾川郡いの町鹿敷の「ギャラリーぼたにか」)
 大正、昭和を代表する2人の風情あふれる木版画が楽しめる「吉田博 川瀬巴水(はすい)展」が高知県吾川郡いの町鹿敷の土佐和紙工芸村内「ギャラリーぼたにか」で開かれている。7月23日まで。

 吉田博(1876~1950年)は、百度摺りともいわれるほど版を重ねることで知られ、自然と写実、詩情を重視。川瀬巴水(1883~1957年)は全国を旅して日本の美しい風景を叙情豊かに表現し、「昭和の広重」とも呼ばれた。

 会場には2人の代表作を含め、しっとりと落ち着きのある60点が並ぶ。英国の故ダイアナ元妃が執務室に飾っていたといわれる、吉田の「猿沢池」は奈良の興福寺が題材。池に五重塔が映り、くすんだ色合いが穏やかな印象を与えている。

 川瀬の「芝増上寺」は、雪が降る中、東京・芝の寺の前を着物の女性が傘をつぼめながら歩く姿を描いた。雪の白と建物の赤のコントラストが鮮やかだ。

 ギャラリーの小松みち代表は「暑くなる季節に合わせ、雨や水面を描いた涼しくなるような作品を集めた。ぜひ、穏やかな時間を過ごしに来てほしい」と話している。午前10時~午後4時。水曜休み。

カテゴリー: 文化・芸能高知中央


ページトップへ