2017.06.26 08:35

高知FD「農業部門」が成果 選手をバイト雇用 日高村、越知町

スペアミントの収穫法などを高知FDの選手に教える佐野淳敏さん=中央(高知県高岡郡日高村本郷)
スペアミントの収穫法などを高知FDの選手に教える佐野淳敏さん=中央(高知県高岡郡日高村本郷)
 四国アイランドリーグplus、高知ファイティングドッグス(FD)の農業部門が成果を上げている。生産物の納入先に高知県安芸郡北川村の観光施設「モネの庭マルモッタン」が加わり、売り上げが増加。6月からは選手のアルバイト雇用も始めた。農業事業部長の佐野淳敏さん(54)は「やっとスタート地点に立てた。今後も生産を増やしたい」と意気込んでいる。

 高知FDは多角的な地域貢献を目指し、2008年から農業に挑戦。本腰を入れるため2014年夏、大阪府の企業で農業事業を担当していた佐野さんをスカウトした。

 以来、佐野さんはほぼ一人で高岡郡日高村のビニールハウス約750平方メートルと、越知町の畑650平方メートルで、さまざまな野菜を生産してきた。

 ハウスで生産するベビーリーフやスペアミントは今や主力商品に成長し、高知県内の量販店チェーンや産直店で販売されているほか、関東や関西にも出荷。4月からはベビーリーフが「モネの庭」のレストランにも採用され、週に約120パックを納入している。

 安定的な納入先が確保できたことで、月別の売上高は2年前の10万円台から、2017年4月以降は50万円台に。人手も必要となり、球団は公式戦のない6、7月に選手のアルバイト雇用を始め、ハウスは野副星児(27)、渋谷直駿(23)、畑は橋本隆(19)の各選手が主に担当する。

 選手たちは午前の練習を終えた後、草引きや収穫作業に従事。球団経営や起業にも興味があったという野副選手は「実際に仕事をしてみて、1次産業が盛んな高知で球団が農業に取り組む必要性が実感できた」と話す。

 佐野さんは「選手の雇用も当初の目標の一つだったので、進んでアルバイトに参加してくれたのはうれしかった」と喜ぶ。梶田宙社長は「農業部門が独り立ちできれば、販売を通じて多方面で球団の認知度も高められる」と一層の成果を期待している。

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カテゴリー: 社会スポーツFDスポーツ


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