2017.06.22 09:10

重症児デイへの募金50万円超 高知県佐川町の有志が支援

「これほど集まるとは」と驚きながら募金を集計する佐川町母親大会実行委員会のメンバーら(高知県佐川町甲)
「これほど集まるとは」と驚きながら募金を集計する佐川町母親大会実行委員会のメンバーら(高知県佐川町甲)
 重度障害児の放課後等デイサービス施設開設を目指すNPO法人「みらい予想図」(山崎理恵代表)を支援しようと、高知県高岡郡佐川町の有志が募金活動を展開し、このほど50万円を突破した。障害者福祉に深い思いを持つ町民と、山崎代表との交流が縁で募金が始まり、関係者は「福祉充実への思いが結集できた」と喜んでいる。

 山崎代表は、高知新聞で2016年に始まった連載「音十愛(おとめ)11歳 奇跡の笑顔―全盲・重複障害を生きる」の母親。かつての自分と同じ境遇にある介護や看護疲れに苦しむ母親らを支援しようと、デイサービス施設開設に動きだし、2017年、NPO法人を設立した。

 山崎代表と佐川町関係者の出会いは2016年8月。要保護児童や重度障害児への支援を考える研修会を町内で開いた際、連載を読んだ町職員が山崎代表をゲストに招いた。12月の町母親大会では講師を依頼するなど、交流が続いている。

 施設開設の動きを知った母親大会実行委員会のメンバーらが2017年4月、「佐川からも応援したい」と「ワンコイン(500円)の愛を」を合言葉に募金を始めた。委員約15人が手分けをして、役場や学校、保育所、各種団体に協力を依頼。各種イベントなどで募金箱も設置した。

 町では約30年前、「コーヒー1杯分の善意を」との呼び掛けで募金活動が行われ、福祉事業所が設立された経緯もある。メンバーは「福祉に対する町民の理解があったので、呼び掛けやすかった」と言う。30万円程度を想定していたが、6月20日現在、970人から計56万3261円集まった。

 実行委員会の氏原真弓委員長は「山崎代表の講演で、大きな感動をいただき、共感も広まった。少しでも恩返しできれば」と話す。山崎代表は「佐川町の人たちとの、ふとした出会いが大きな支援につながった。これからも人の縁を大事にしたい」と感謝している。

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