2017.06.17 08:30

高知県黒潮町の入野城跡から茶道具 発掘調査展 風炉など200点 

入野城跡発掘調査で出土した風炉の一部(高知県黒潮町の大方あかつき館)
入野城跡発掘調査で出土した風炉の一部(高知県黒潮町の大方あかつき館)
 高知県幡多郡黒潮町教育委員会が2016年10月~2017年3月に行った入野城跡発掘調査の出土品展示会が、黒潮町入野の大方あかつき館で開かれている。茶を沸かす「風炉(ふうろ)」や青磁などのかけら約200点を紹介している。6月28日まで。
 
 入野城は入野小学校西隣にあり、一帯は15~16世紀に地元豪族の入野氏が支配したとされている。
 
 発掘調査は、町による宅地開発に先立つもので、飲食に使ったとみられる土器やすり鉢、青磁などの破片が大量に出土。中でも本丸に当たる詰(つめ)からは、県内で類を見ないほど多くの、風炉のかけらが見つかったという。
 
 調査を担当した日本考古学協会会員の山本哲也さん(62)=高知市=は「都で楽しまれていた喫茶の習慣がこの地域にもあったということ。権力者への憧れが背景にあったのでは」と説明。「当時の人たちの道具を通じて入野の発展の歴史を感じてもらえたら」と話している。

6月18日に調査報告会
 黒潮町教育委員会は6月18日午後1時半~午後3時、大方あかつき館で一般向けの入野城跡発掘調査報告会を開く。申し込み不要。問い合わせは黒潮町教育委員会生涯学習係(0880・55・3190)へ。

カテゴリー: 文化・芸能教育見に行く幡多


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