2017.06.16 08:58

高知龍馬マラソンの参加費9000円に トイレ、救護充実

2017年の高知龍馬マラソンで走るランナー
2017年の高知龍馬マラソンで走るランナー
 2018年2月18日に行われる「高知龍馬マラソン2018」(高知陸上競技協会、高知県、高知市、高知県南国市、高知県土佐市、高知新聞社、高知放送など主催)の実行委員会(会長=尾﨑正直知事)の第1回総会が6月15日、高知県庁で約60人が出席して開かれた。トイレ増設や救護体制充実に向け、参加料を千円引き上げて9千円とすることなどを決めた。

 高知龍馬マラソンは2017年2月19日に行われた第5回大会で1万人を超えた。初の大台突破について尾﨑会長は「制限時間を6時間から7時間に延長したことが大きかった」などと総括した。

 半面、参加者が増えたことでトイレが混雑。さらに、制限時間まで残り2時間を切ってからのゴールが想定以上に多く、完走証発行所やシャトルバスが混み合った。そういった課題を解決するための経費増加分には、参加料の引き上げ分を充てる考えを示した。

 また、第4回大会からスタッフや救護者数を大幅に増やした救護体制について、中島勝海事務局長(高知県文化生活スポーツ部スポーツ課長)は「当日は4件の救急搬送があったが、スムーズな対応ができた」と報告。その上で、1万人規模を維持するためにも、さらなる体制の充実を図る。

 次回大会はコース、制限時間が前回と同じで、参加申し込みは9月15日から10月31日まで。インターネットなどで受け付ける。

 総会では、大会開催などの予算案1億6840万円(前回比約1640万円増)なども承認した。

2017年の経済効果3.8億円
 15日開かれた第1回総会で高知龍馬マラソン実行委は、2017年2月に行われた第5回大会の高知県内経済波及効果を約3億8500万円と公表した。中島勝海事務局長は「市民マラソンとして県民の健康づくりに寄与するだけでなく、スポーツツーリズムの側面からも一定の成果があることが分かった」としている。

 初めて選手が1万人を超えたことなどから経済波及効果を算出。運営費と、選手・観客の消費などを算出の根拠とした。

 選手の消費については出走者1万140人に、宿泊費▽交通費▽土産購入費▽飲食費―などを記入するアンケートを事前配布。8129人(回収率80・16%)分のデータを基に計算し、約1億4千万円の消費があったと推定した。

 観客の消費は、沿道やゴール地点の映像から観客数を6万2千人と推計。全体の飲食代を775万円と想定し、大会前日と当日の出店(計17店舗)の売り上げと合わせ約1500万円とした。

 これに給水・給食や運営業務・警備の委託料などの運営費約1億2千万円を加算。原材料のコストなども含めた大会運営費約1億5千万円の約2・5倍に当たる約3億8500万円の経済波及効果があったと結論づけた。

 算出根拠が異なるため単純比較は難しいが、いよぎん地域経済研究センターが算出した2017年の愛媛マラソン(1万201人出走)の経済波及効果は4億7600万円。中島事務局長は「今後も1万人の出走者はしっかりと確保しながら、おもてなしをより充実させて、さらに効果を高めていきたい」としている。

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