2017.06.14 08:25

高知城歴史博物館で企画展「文化部侍参上」 土佐藩武士の活動

土佐藩の武士がたしなんだ学問や芸能を紹介する企画展「文化部侍参上」(高知市の高知県立高知城歴史博物館)
 土佐藩の武士の学びとたしなみに迫る企画展「文化部侍参上」が、高知市追手筋2丁目の高知県立高知城歴史博物館で開かれている。演劇や将棋、科学など江戸時代の武士が取り組んだ学問や芸能を多彩な史料から紹介している。6月26日まで。

 武芸だけでなく学問や教養が求められた江戸時代。企画展では、文化活動に励んだ土佐藩主や藩士たちを「文化部侍」と定義し、道具や作品、教科書など70点の史料から“部活動”に迫る。

 会場では、武士のたしなみを演劇部や茶道部、天文部、写真部など11分野に分けて紹介。演劇部では藩主が使った能面や装束、天文部では暦学を学んだ藩士が藩主に献上した「渾天儀(こんてんぎ)」(天体の位置を観測する機器)の模型などが並んでいる。

 また、江戸時代の武士の勉強法も紹介。声に出して教科書を読む「素読」、先生の講義を聴く「講釈」、読書会などで教科書の内容を議論する「会読」、手紙などで中央の学者から添削を受ける「通信教育」などさまざまな学び方を教科書などの史料を使って紹介している。

 尾本師子・主任学芸員は「文化活動の場には、武士だけでなく町人、商人らも身分を超えて集まった。多様で豊かな土佐の近世文化の一端に触れてほしい」と話している。

カテゴリー: 文化・芸能高知中央


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