2017.06.14 08:10

高知県四万十町にギャラリー開設 移住写真家の高橋正徳さん

農機具小屋を改装したギャラリーとオーナーの高橋正徳さん、祥子さん(高知県高岡郡四万十町七里甲)
農機具小屋を改装したギャラリーとオーナーの高橋正徳さん、祥子さん(高知県高岡郡四万十町七里甲)
 元朝日新聞記者で、2年前に高知県に移住した写真家、高橋正徳さん(49)=広島県出身=が高知県高岡郡四万十町七里甲に自宅を兼ねたギャラリーを完成させた。四万十川の近くにある、築30年の農機具小屋を改装した一軒家で、名称「DOMA to KABE~土間と壁~」。

 不定休で、当面はイベント時のみオープン。次回は8月と10月に音楽のイベントを開催予定。

 取材で全国を巡った高橋さんは「自然に寄り添った暮らしがここにはある。人が集い、自由に遊ぶ場にしたい」とカフェなどさまざまな活用を考えている。

 高橋さんは記者歴22年。2013年春に赴任した高知県の「おおらかで緩い県民性」(高橋さん)が気に入り、2015年春に退社して四万十町へ移住した。写真部に長く所属した経験を生かし、現在はフリーで活動している。

6月10日夜にはミニライブも開催。建物は木のぬくもりに包まれている(高知県高岡郡四万十町七里甲)
6月10日夜にはミニライブも開催。建物は木のぬくもりに包まれている(高知県高岡郡四万十町七里甲)
 ギャラリーは七里小学校北東約100メートルの田園地帯にあり、農家から購入した農機具小屋を昨秋リフォームした。

 木造2階建て(総床面積約170平方メートル)の1階部分がギャラリーで、地元産材の梁(はり)や柱はそのまま生かし、木のぬくもりあふれる内装に仕上げた。高さ4メートルの木の壁が展示場で、朝霧や雪化粧に包まれた四万十川流域の写真などが並ぶ。

 「田舎暮らし」を志したきっかけは、写真記者として派遣された東日本大震災の取材だった。街の痕跡すら残っていない被災地を目の当たりにし、自らの写真が紙面に載るたびに涙が出た。「写真を撮ることで、自分は被災者のために何ができたのか」と強い葛藤の念を持った。

 現役時代は転勤も多く、自然豊かな高知県への赴任をきっかけに定住を決意。高知県で出会った妻の祥子さん(41)=兵庫県出身=と、地域に根を張った生活を満喫している。

 6月10日には完成記念のミニライブを開催。高橋さんは「田舎にわざわざ足を運びたくなるようなエンターテインメントも仕掛けたい」と、イベントなども企画している。

 問い合わせは高橋さん(090・5160・8182)へ。

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カテゴリー: 主要社会移住高幡社会


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