安保法制 関連記事


議会記事

15年12月19日付・朝刊

反原発・安保行事への「高知市の後援不適切」

議会委が「政治的」との陳情採択

 高知市の中央公園で13日に開かれた「まもろう平和 なくそう原発inこうち」を高知市と高知市教育委員会が後援したことについて、「事業に政治的活動などが含まれていない」を条件とする高知市の要綱に抵触するとして、高知市内の男性が高知市議会に対し、「議会から執行部に対し注意を促すよう求める」陳情を出した。高知市議会総務委員会(氏原嗣志委員長)は18日、これを採択した。

 このイベントは高知憲法アクションなどの主催で、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働や安全保障関連法に反対する内容。アイドルグループも登場し、主催者発表で約1200人が集まった。

 陳情は、このイベントの中で「アベ政治は許さないと書かれたプラカードを持った人がいた」「日本共産党と書かれたのぼりが掲げられていた」などと指摘。高知市の後援は、共催や後援に関する事務取扱要綱に沿っていないとして、高知市議会から執行部に対し注意を促すよう求めた。

 総務委員会では討論はなく、4対4の可否同数となった後、委員長裁決で採択となった。

 氏原委員長は「高知市は結果的に不適切な後援をしていたことになる。申請基準の運用の適正化と厳格な審査を求め、執行部に警鐘すべきと判断した」としている。

 高知市の山本正篤総務部長は「事業内容の全てが不適切ではないが、申請内容と実際に違うところがあり、後援が不適切と判断されても仕方がない。社会活動の中で政治色のあるイベントは当然ある。何をもって政治的かの線引きは難しいが、幅広く認めていく姿勢に変わりはない」と話している。

 一方、主催団体の一つで「原発をなくし、自然エネルギーを推進する高知県民連絡会」の山崎秀一共同代表は「いろんな所に広報できるので後援を申請した。内容を明確にしていなかったことは今後改める」と述べた。その上で「参加者それぞれが主張を明らかにして市民と考えたいというのが趣旨であり、参加者がのぼり旗を掲げることには何の問題もない。言論の自由を妨げる動きに懸念を感じる」と語った。


 
総カウント数
本日は
昨日は

 ・「安保議会 関連記事」次の記事へ
 ・「安保法制 関連記事」トップページへ
 ・高知新聞フロントページへ