安保法制 関連記事



15年8月30日付・朝刊

安保法案で子の未来は

高知市で親子学習会

子どもに絵本を読む中村水苗さん

安全保障関連法案を学んだ学習会 安全保障関連法が成立すれば、子どもたちの未来はどうなるのか―。高知市塩田町の高知市保健福祉センターで8月29日、安保関連法案の学習会「親子で学ぶ夏祭り」が開かれ、子どもを連れた母親や父親らが法案の問題点などを学んだ。

子育て世代が気軽に参加できる会を開こうと、主婦ら10人が実行委員会をつくって開いた。参加者は約50人。親たちは子どもを膝に乗せたり、抱いたりしながら、くつろいだ雰囲気で講演などに耳を傾けた。

 講師を務めた高知弁護士会の中西法貴弁護士(33)は「憲法はわれわれ国民が国に与えたルールブック。国は憲法の枠内でしか行動できない。(安保関連法案は)今の憲法の下ではできない集団的自衛権の行使を、必要だからやろうというものだ」と指摘した。

 その上で「一度ルール違反を認めると、ルール違反が今後も重なる恐れがあり、表現の自由なども破られてしまう可能性がある。憲法とは何かを意識してほしい」と話した。

 その後、参加者も意見を語り、「海外の紛争などで子どもが犠牲になるたびに、なぜこんなことが起こるのか…と思う。『戦争は嫌だ』と声を上げ続けることが大事」といった発言があった。

 実行委員長の島崎里美さん(35)は「同じ思いを持つ一人一人がつながることが、子どもを戦地に送らない方法だと思う」と話していた。 

【写真】童謡も楽しみながら親子連れが安全保障関連法案を学んだ学習会(高知市塩田町の高知市保健福祉センター)

香南市でも「安保法案に反対するママの会」

 香南市に住む3児の母親が「安保関連法案に反対するママの会 高知」を立ち上げた。育児や仕事に追われる中で声を上げたのは、中谷元・防衛相の地元という意識もあったと言い、「高知の母親として黙っているわけにはいかない」と話す。

 中村水苗さん(34)。9歳、5歳、3歳の3姉妹を育てながら、看護師として働いている。命に向き合う仕事だけに、安保関連法案の議論にも注目していたという。

 7月初旬、京都市の母親の呼び掛けで「安保関連法案に反対するママの会」ができた。賛同する「ママの会」が全国で次々誕生し、東京・渋谷でのデモなど活動が広がっていった。そんなニュースを見ながら、高知での会発足を待っていたが、動きはなく、自分で立ち上げることにしたという。

 インターネット上の交流サイト、フェイスブック上で7月下旬、「ママの会 高知」設立を宣言すると、高知県内の母親らから、賛同のメッセージが数十件寄せられたという。

 「仲間がいることがこんなに心強いとは」と中村さん。人前で話すことは苦手なものの、29日に高知市で開かれた安保関連法案の学習会で、初めてスピーチした。

 「背中を押してくれたのは今日集まってくれた人をはじめ、ネット上で応援してくれた人たち。全国では30の『ママの会』ができている。みんなと力を合わせ、絶対に廃案に追い込みたい」

【写真】子どもに絵本を読む中村水苗さん(高知市塩田町の高知市保健福祉センター)

 


 

 

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