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15年7月16日付・朝刊

中谷元・防衛相「丁寧に答えた」 安保法案の審議振り返り

退出する中谷防衛相

 安全保障関連法案の審議が衆院特別委員会で始まった5月下旬以降、116時間にわたる審議で答弁に立ち続けた中谷元・防衛相=高知1区選出=は15日、「できる限り丁寧に、誠実に答えてきた」と、この間のやりとりを振り返った。

 「中谷大臣の地元の馬路村議会も、全会一致で法案の制定中止を決議している。このまま数の力で押し切るつもりか」

 採決を前にした衆院特別委員会の質疑。維新の党の若手議員が、中谷氏に語気を強めて迫った。「村長とも話をした。より理解が進むよう、私なりに努力を続ける」と中谷氏。しかし、野党のやじはヒートアップするばかりだった。

 採決を告げる浜田靖一委員長を野党議員らが取り囲むと、委員長席の近くに座る中谷氏の姿はほとんど見えない状態に。採決に反対する怒声で騒然とする中、法案が可決されると、中谷氏は与党議員と握手を交わし、委員室を後にした。

 そのまま向かった防衛省の1階ロビーで記者会見に応じた中谷氏は、報道陣から「議論が尽くされていないのではないか」などと重ねて質問されたのに対し、「衆院特別委員会で丁寧に答えてきた」と繰り返し、「議論が焦点化し、実りのあるやりとりも出た」と審議内容を評価した。

 各世論調査で、国民への理解が深まっていない状況が浮き彫りになっていることについては、法案に専門的な用語や事象が多いことを一因に挙げ、「引き続き、分かりやすく説明していかないといけない」と述べた。会見を10分余りで終え、執務室へ向かうエレベーターに乗り込んだ。

【写真】衆院平和安全法制特別委員会の採決を終え、退出する中谷防衛相(中央)=15日午後、国会


 

 

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