安保法制 関連記事


議会記事

15年7月2日付・朝刊

高知市議会が安保法案「反対」を否決

 高知市議会は6月定例会最終日の7月1日、今国会で審議中の安全保障関連法案に反対する意見書を16対17の賛成少数で否決した。2014年の6月定例会では、今回の意見書を共同提出した市民クラブ(民主党や社民党議員らで構成)と共産党に加え、公明党などが賛成して集団的自衛権の行使容認に反対する意見書が可決された。今回は公明党が「(2014年7月の行使容認の)閣議決定で党の方針が確定した」として反対に回った。

 意見書は、安倍晋三首相や中谷元・防衛相ら宛て。

 安全保障関連法案を「戦争を放棄した平和国家日本のあり方を根本から変えるもの。到底認められない」と批判し、集団的自衛権の行使を容認する閣議決定の撤回と、法案制定の断念を求めている。

 討論では、新風クラブの水口晴雄氏、公明党の山根堂宏氏、新こうち未来の戸田二郎氏が、いずれも意見書に反対の立場から「国民と国家の存立を自分で守れないのなら、他国と協調して守る手だてを考えるのは当然だ」「他国に対する武力攻撃によって(日本)国民の基本的人権が根底から覆される急な事態も考えられる」「集団的自衛権は戦争をするための手段でなく、戦争を回避するための抑止力だ」と主張した。

 これに対し、共産党の下元博司氏は意見書に賛成の立場から「『後方支援』の名で弾薬補給や武器輸送を行うことは武力行使と一体で、憲法9条を踏みにじるものだ。多くの保守と言われる人も戦争体験から、大きな危機感と反対の態度を示している」と訴えた。

 採決では、市民クラブ8人と共産党7人、新こうち未来の川村貞夫氏が賛成した。同様に安全保障関連法案の廃案を求める陳情2件も賛成少数で不採択となった。

 討論の際、「戦争法案を許すな、若者を戦場へ送るななどなど、いくら表現の自由(がある)とはいえ、あまりにもひどい表現ではありませんか」と述べた戸田氏の発言を下元氏が問題視し、本会議が約50分にわたって中断した。再開後に共産党が発言取り消しを求める動議を出したが、否決された。


 
総カウント数
本日は
昨日は

 ・「安保議会 関連記事」次の記事へ
 ・「安保法制 関連記事」トップページへ
 ・高知新聞フロントページへ