安保法制 関連記事


15年6月10日付・朝刊

戦後70年談話 

村山氏 談話継承「明示を」

河野氏 「後退」懸念

河野氏も「後退」懸念

 過去の「植民地支配と侵略」への反省やおわびを明記した戦後50年談話を発表した村山富市元首相と、旧日本軍による従軍慰安婦問題でおわびする談話を発表した河野洋平元衆院議長が6月9日、日本記者クラブでそろって会見し、安倍晋三首相が夏に発表する予定の戦後70年談話について、村山談話を明確に踏襲するよう求めた。

 戦後70年談話について安倍首相は、村山談話を「全体として」引き継ぐとする一方、侵略やおわびといった文言を盛り込むことには否定的な考えを示している。

 村山氏は「談話を継承するなら素直に明示し、国際的な疑問や誤解を解消することが大事だ」と会見で強調した。河野氏も「歴代内閣が継承してきた談話が後退するようなことがあってはならない」とくぎを刺した。

 河野氏は「時宜にかなった50年談話を歴代内閣が継承している。70年目に談話を出す必要があるのか」とし、新談話の必要性自体にも疑問を呈した。

 また、集団的自衛権の行使などを盛り込んだ安全保障関連法案の国会審議について、河野氏は「いかにも早すぎるし、乱暴。危機意識をあおり、10ある法律を一つにまとめて夏までにやると米国で言ってくるなど到底国民の理解は得られない」と批判。「一度引っ込めて再検討すべきだ」と求めた。

 村山氏も「立憲主義を否定して、内閣が自分たちに都合よく憲法の解釈を変えることは許されない」とし、「今国会での成立を考え直してほしい」と強調した。


 
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