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15年5月28日付・朝刊

中谷防衛相が野党と議論かみ合わず全面衝突 紛糾場面も

答弁する中谷元・防衛相

 安全保障関連法案の実質審議に入った27日の衆院特別委員会。中谷元・防衛相兼安全保障法制担当相(衆院・高知1区)が安倍晋三首相らと共に答弁に立ち、論戦の火ぶたを切った。だが、自衛隊員のリスク問題などで、たちまち野党と対立。議論はかみ合わず、「答えてない!」とやじが飛び交い、紛糾する場面も。全面衝突を予想させる幕開けになった。

 初日から「専守防衛」「安全保障環境」など多様な分野が論戦テーマに。他国軍への「後方支援」などで活動が拡大する自衛隊員の安全問題で、「リスクは増大しない」で一貫する中谷氏に対し野党の質問が集中した。

 「後方支援は敵に狙われやすい」「(発言の)撤回を」。野党委員から重ねて向けられる質問に、中谷氏は「安全に活動できる区域を指定し…」と事前の安全対策を強調する答弁を繰り返した。

 納得しない野党の追及が続くと、「(これまでの議事録を)よく読んでください。リスクがないとは言っていない」と語気を強めて反論。野党が委員長に詰め寄り、中谷氏が再答弁を求められる一幕も。

 中谷氏がかつて「集団的自衛権の行使には憲法改正が必要」としていた従来見解を転換させた点についても、維新の党代表の松野頼久氏が“変節”理由を追及。中谷氏は「自民党内でぎりぎりと詰めた結果だ」と説明したが、松野氏は「何回聞いても一緒だ」と不満をあらわに次の質問に移った。

 計7時間の長丁場の審議終了後、報道陣の前に姿を現した中谷氏は「誠実に答えています」。連日の審議の打ち合わせのため防衛省へ急いだ。 

【写真】安保関連法案審議で答弁する中谷元・防衛相(27日、衆院第1委員室)


 
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