
現・新・元が激突
県選挙区(改選数1)には民主党現職の広田一氏(41)=1期・国民新党推薦、自民党新人の高野光二郎氏(35)、共産党新人の春名直章氏(51)、無所属元職の田村公平氏(63)が立候補を予定(参院の各党勢力順)。24日の公示に向けて臨戦態勢を整えてきた。このほか、22日に無所属新人の藤島利久氏(48)が出馬を表明した。
県内でも民主党政権の評価が最大の争点。全国的な内閣支持率の回復が、無党派層や保守層の動向にどう影響するかが鍵を握る。昨年衆院選の県内選挙区で完敗した民主党が県内参院議席(2)独占を維持できるかが、高知決戦≠フ焦点になる。
昨年10月に民主党入りして再選を期す広田氏は、政治の変革の継続を強調。社民党県連合の推薦や連合高知の支援を受けながら、首相交代による党支持率回復を背景に無党派層への浸透、保守票の取り込みも目指す。
昨秋の予備選挙を制して党公認を得た自民党の高野氏は、経済成長戦略や県議経験を生かした県政との連携をアピール。知名度向上へ7回の決起集会を重ね、県レベルで公明党と相互支援協定を結び選挙協力を進める。
衆院議員を2期7年務めた共産党の春名氏は、「米国や財界の意向重視」と政府批判を強め、国民の暮らしに軸足を置いた政治を強調。街頭演説やミニ集会を重ね、党比例候補と連携して幅広い層への浸透を図る。
無所属で臨む田村氏は、前回2007年の雪辱を期す。2期12年の経験と実績を前面に出し、結束の固い「田村党」の自民関係者や業者、保守系議員、郵政関係団体などが支援。高知市など都市部の支持拡大に努める。
(10年6月23日付朝刊)