(64)ウェルカムジョン万の会会長 田中裕美(たなかひろみ)さん
国際交流続け20年
20年前、アメリカのフェアヘーブンから姉妹都市の土佐清水市に14人の小学生がやって来ました。清水出身のジョン万次郎が米国でお世話になったことからつながった縁。私自身、何度もフェアヘーブンを訪問し、現地の人の温かい歓迎に感激したので、ホストファミリーになりました。
それぞれの家庭で子どもたちとの楽しい交流がありましたが、何しろ外国のお客さんのこと。こちらの準備も不十分で、小学生たちにストレスがたまることもありました。
この経験から、異文化の中で育った子どもたちを受け入れるには、もう少し相手の衣食住を研究しなければならないと考え、主婦仲間で「ウェルカムジョン万の会」を発足させました。
初めは手探りでしたが、キルトやジョン万次郎の生涯を描いた絵本作り、ジョン万かるたを制作するなど、さまざまな活動を続けてきました。それぞれの商品は会のホームページでも掲載。県外からも注文があります。
これまでさまざまな国々の人と交流しましたが、先日、パソコンで住所録を作ると200人を超えていました。「よく20年も続いてきたね」と言われることが多いです。でも振り返ってみればあっという間。これだけ友人ができると、やめようと思ってもやめられないですよね。
海外の方々との変わらぬ親交、力を貸してくれる仲間たち、趣旨に賛同し寄付をしてくれた人々の協力で、ここまでたどり着くことができました。この灯を絶やさぬように、これからも新しい取り組みに挑戦していこうと考えています。
※「ウェルカムジョン万の会」のホームページのURLは http://john−mung.com/
【写真】「交流の灯を絶やさずに新しい取り組みに挑戦していきたい」と話す田中裕美会長(土佐清水市天神町の自宅)
(2010年10月23日付・朝刊)