(51)日曜市の小出商店店主 小出 俊恵(こいで としえ)さん
ネットで温かさ伝える
高知市の日曜市でウルメやメヒカリなどの干物を中心に海産物を扱っています。義理の母の代からもう六十年以上営業。私は二十五年以上店に出ています。
日曜市は、近接するお店やお客さんが家族のような雰囲気。人と人同士のぬくもりやあったかみが残っていて、毎週出店するのが楽しみです。
母は九十二歳で六年前に他界しましたが、亡くなる直前までお店に座って、お客さんや市(いち)の仲間との交流を楽しんでいました。
一年前からホームページ(HP)を開設して、ネットの通信販売を始めています。息子が中心になってめんどうを見てくれています。息子からは「ネットはスピードが命だから、メールにはすぐ返信するように」と言われており、対応を心掛けています。
HPの案内犬はうちで飼っている「ふく」。ふくは日曜市のお店に掲げているポスターにも登場しています。「いらっしゃいませ、こじゃんとおいしいきね」というセリフとともに、舌を出した愛らしい姿が人気で、お客さんの中にはポスターをカメラで撮影していく人もいます。
ふくは迷い犬。ひょんなことから家で飼うことになりました。人なつっこい性格で、義理がたく、堅実。食事をあげても、一度に食べてしまわずに、残しておきます。ふくから食べ物を大切にする気持ちをあらためて教えてもらったような気がしましてね。
HPの中にはそんなふくとの出会いと日常や、商品の作られる様子などをつづっているブログを設けました。初めはブログどころか、パソコンの「パ」の字も知らない状態。字の打ち方から練習しました。今でも指一本で打っているんですけどね。
あったかい日曜市の雰囲気や商品の良さをできるだけ伝えたい。そう思って書き続けています。よろしかったら、のぞいてみてください。
>> 「小出商店HP」へ
【写真】お客さんとの交流を楽しむ小出俊恵さん
(2008年12月26日付・朝刊)