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2008年10月28、29日付朝刊
日ごと秋が深まり、四国山地の木々が次第に色づいている。今年は全般に台風の影響もなく、例年通り十一月初旬から中旬にかけてが見ごろになりそう。各地で茶屋なども設けられ、イベントもめじろ押し。高知県内の名所を紹介する。 【写真】晩秋を彩る津野町の紅葉(19年11月、同町芳生野乙) べふ峡 (香美市物部町) ランチや特製弁当 物部川源流域の槙山川沿いの渓谷で、剣山国定公園に属する。切り立った石灰岩と色鮮やかな紅葉のコントラストが楽しめる。見ごろは十一月初旬ごろから。 べふ峡温泉では十一月、キノコなど秋の食材を使った「七秋のランチ」(一千円)を用意。べふ峡保勝会が運営するもみじ茶屋は、十一月末まで無休で営業。地元の野菜やアメゴを使った弁当(一千円から)は一週間前までに予約が必要。 【メモ】大栃から国道195号を東へ車で約30分。弁当の予約は、べふ峡保勝会(0887・58・4511)。 西熊渓谷 (香美市物部町) キャンプ場も 三嶺と白髪山の登山口に広がる渓谷で、登山客に人気がある。山全体が燃えるような紅葉に包まれ、川面にも美しく映える。 見ごろは十一月中旬から。白髪山の山頂は、登山口からゆっくり歩いて四十―六十分ほど。キャンプ場もある。べふ峡へ続く林道は、白髪峠から約二キロの地点が普通乗用車以下しか通行できない。 【メモ】大栃から上韮生川沿いに県道を車で約40分。問い合わせは香美市物部支所業務管理課(0887・58・3111)。 轟、大荒の滝 (香美市香北町) 滝で恒例の祭り 迫力ある滝の水しぶきと紅葉を眺めながら、のんびりと遊歩道を散策できる。轟の滝は落差が八十二メートルあり「日本の滝百選」に選ばれている。 見ごろは十一月中旬から。轟の滝は十一月一日、大荒の滝は同九日から三十日まで地元住民が茶屋を開く。田舎ずしやそばなど。恒例の「もみじ祭り」は轟の滝で二十二日、大荒の滝で二十三日。琴の演奏と野だてが楽しめる。 【メモ】美良布から車で北東へ。轟の滝へは約40分、大荒の滝へは約30分。問い合わせは香美市香北支所業務管理課(0887・59・2315)。 程野 (いの町吾北地区) 8キロ周遊コース 「程野の滝」(東滝、西滝、権現滝、大樽の滝)周辺に点在する最長約八キロの周遊コースが見どころ。特に東滝、西滝を巡るコースがお薦め。紅葉は例年より早めになりそうで、最盛期は十一月上旬から中旬ごろ。 十一月九日には「グリーンパークほどの」で恒例の「ほのほの王国もみじまつり」を開催。キャラクターショーや和太鼓の演奏、地元産品の販売など、多彩な催しが予定されている。 【メモ】いの町吾北総合支所(旧吾北村役場)から国道194号を北上し、案内板のある場所から林道へ。問い合わせは、いの町観光協会(088・893・1211)。 天狗高原 (津野町) セラピーロード 四国カルスト県立公園内の最高峰、天狗の森(一、四八五メートル)の中腹から、高原ふれあいの家「天狗荘」周辺にかけてのカエデ林が見どころ。このところ朝晩は気温が下がり、葉が色づいている。十一月初旬までが見ごろになりそう。 昨年から本格的に受け入れを始めた「森林セラピーロード」も人気。カエデやブナ、カラマツなどが多くあり、紅葉とともに森林浴も楽しめそうだ。 【メモ】国道197号の津野町北川から幹線林道に入り約30分。問い合わせなどは天狗荘(0889・62・3188)。 嶺北東部 梶ケ森周辺が人気 大豊町の梶ケ森周辺が人気スポット。山腹の龍王の滝周辺や、滝から山荘梶ケ森までの遊歩道などでは既に色づき始めた木もあり、十一月上旬ごろまでが見ごろ。梶ケ森登山口に近い定福寺の約五百本の紅葉や、奥大田渓谷も定番。 本山町の汗見川地域、行川渓谷、土佐町の瀬戸川流域も谷川とのコントラストを楽しめる。十一月上旬ごろまで。 【メモ】梶ケ森は大豊町豊永から車で約30分。問い合わせは山荘梶ケ森(0887・74・0256)、大豊町役場(0887・72・0450)、本山町役場(0887・76・2113)、土佐町役場(0887・82・0480)。 嶺北西部 西黒森や伊吹山 いの町本川地区の人気スポットは町道瓶ケ森線沿いで、最盛期は例年並み。西黒森のドウダンツツジ、伊吹山のブナ林を中心に既に色づいており、十月末までが見ごろになりそう。長沢ダムや白猪谷渓谷のカエデ類が水辺に映える。大川村の小金滝周辺や大北川渓谷の見ごろは十一月上旬まで。 【メモ】いの町本川地区は町中心部から国道194号を車で約1時間。大川村は本川地区から県道を東へ約30分。問い合わせは、いの町本川総合支所(088・869・2111)、大川村役場(0887・84・2211)。 安居渓谷 (仁淀川町) 散策や食事堪能 切り立った渓谷「千仞(せんじん)峡」や「もみじ公園」、観光客の憩いの場として親しまれる「乙女河原」周辺などが散策ポイント。黄や赤に色づくモミジが楽しめ、十一月初旬―中旬ごろが見ごろ。 つがに汁、おでんなどの売店のほか、宿泊施設「宝来荘」ではアメゴの塩焼き、きじうどんなどが楽しめ、食事予約も受け付ける。バンガロー全十二棟からは紅葉が眺められ、宿泊も可能。問い合わせは同荘(0889・34・3719)。 【メモ】国道33号から仁淀川町大崎で国道439号に入り、途中で県道安居公園線へ。問い合わせは同町池川総合支所地域振興課(0889・34・2114)。 。 中津渓谷 (仁淀川町) 2・3キロの遊歩道 七福神の石像や「雨竜の滝」などがある約二・三キロの遊歩道が定番コース。色とりどりの紅葉と一緒に楽しめる。ポイントは昇雲橋や展望台などで、見ごろは十一月中旬ごろ。 温泉施設「ゆの森」や「笑美寿茶屋」では地場産品を販売。十一月九日には、この周辺で中津観光協会が「紅葉まつり」を開催。田楽やアメゴの塩焼き、山野草、農産物を販売し、しし汁の無料サービスやもちつき、そば打ちの実演もある。 【メモ】国道33号から仁淀川町名野川で県道中津公園線に入る。問い合わせは町産業建設課(0889・35・1083)。 黒尊 (四万十市西土佐) 展望台で一服 黒尊渓谷の紅葉が本格的に色づき始めるのは十一月に入ってから。見ごろは十一月中旬ごろになりそう。上流では神殿橋周辺、下流では玖木(くき)が人気。神殿橋付近には展望台のある休憩所があり、十一月以降シーズン中の週末にはおでん、コーヒーなどを販売する予定。十一月二十二日には黒尊大駄馬で「しまんと黒尊むらまつり」を開催。地元の物産品販売や登山、紙芝居上演などの各種催しが楽しめる。 【メモ】西土佐口屋内の国道441号から市道口屋内―宇和島線を西へ。玖木までは車で約15分、神殿橋までは約30分。問い合わせは四万十・川の駅カヌー館(0880・52・2121)。 |
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