外国人向けに災害カード 4カ国語で作り配布
家族が家の中にいます。助けてください―。そんな大事な言葉を周囲に伝えられなかったら? 高知県内在住の約三千六百人の外国人の中には、日本語が話せない人もいる。そこで高知県国際交流協会は、南海地震など災害時に役立つ文例などを載せた携帯カードを四カ国語(英語、中国語、韓国語、インドネシア語)で作製。一日から無料配布を始めた。
カードには、「病院に連れて行ってください」「飲み物がほしいです」など災害発生時に役立つ六つの文例を、日本語と外国語で併記。カードの文例を指させば、意思が伝わるようになっている。
一一〇番や一一九番に加え、災害用伝言ダイヤル(一七一)の使い方も紹介。「日本語が話せる友人」などを書き込む欄があり、災害時に孤立しないよう工夫されている。
カードは縦五・五センチ、横一七センチ。折り畳めば、外国人登録者証とほぼ同じの名刺サイズ。財布に入れても文字がかすれないように表面加工した。
今回は英語一千五百枚、中国語二千枚、韓国語五百枚、インドネシア語五百枚を作製。同協会(高知市本町四丁目、電話088・875・0022)で配布しており、無料での郵送も行う。来年にはタガログ、ベトナム語版も予定している。
【写真】災害時に役立つ文例を外国語と日本語で併記するなどした災害用携帯カード。上が中国語版、下が英語版
(2008年09月03日朝刊)